E START

E START トップページ > マガジン > X-T2の低ノイズを実現した有効画素数約2430万画素イメージセンサーの実力とは?

X-T2の低ノイズを実現した有効画素数約2430万画素イメージセンサーの実力とは?

2017-01-22 19:00:00

富士フイルムのミラーレスカメラ「X-T2」は、一眼レフカメラのような外観が特徴だ。それでいて、レンジファインダーカメラのような「X-Pro2」と近い基本性能を持っている。

今回は、X-T2の有効画素数約2430万画素のイメージセンサーの性能をチェックしてみたいと思う。

X-T2のイメージセンサーは、有効画素数約2430万画素のAPS-Cサイズ「X-Trans CMOS IIIセンサー」を搭載する。

APS-Cサイズのイメージセンサーとしては、高画素でありノイズの発生など画質が気になるところだ。

そこで今回は、ISO1600~12800までの常用感度画質をチェックしてみたいと思う。

ISO200ではノイズがなく、滑らかなグラデーションと解像感・コントラストともにベストな状態だ。

いつも通りであれば、ISO6400が限界という流れになるところだが、X-T2はカラーノイズの処理がうまく、ISO12800でも充分使っていける。画質的にISO感度ダイヤルを全て使って撮影できるというわけだ。

細かい部分で観ていくと、ISO3200とISO6400ではISO6400の方は若干ザラつきがある程度、それほど明確な画質差は感じない。ISO12800となると、カラーノイズがほんの少しある程度で極端な画質の劣化はない。等倍で細かく違いを見つけようとすれば、輪郭部分のキレが少し悪いかなという印象だ。

縮小画像ではわかりづらいと思うが、ISO12800のRAWデータからカラーノイズ、輝度ノイズリダクションをオフにした状態で出力してみた。全体的にざらつきはあるものの、まだら模様のカラーノイズや、解像感がなくなるほどの輝度ノイズがない。

これならRAW現像時のノイズリダクションの設定も簡単で、クオリティの高い画質が得られそうだ。

4K動画はモアレや擬色が発生せず、高いビットレートで撮影しているため線が細くしっかりとした解像感がある。また、フィルムシミュレーションと併用することで、メリハリのあるカラーやフィルムカメラ風のモノクロ映像の撮影も楽しめる。

HDMI出力時には、「F-log」による広いダイナミックレンジ記録もサポートする。X-T2の性能を引き出すには、HDMIによる外部収録がオススメだ。

次回は、X-T2と「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」による実写をチェックしてみたいと思う

関連記事

情報提供元: クチコミ.jp

  • Twitter投稿
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

人気記事

この記事へのFacebookのコメント