
俳優の鈴木唯さん、石田ひかりさん、リリー・フランキーさんが、監督の早川千絵さんと共に、映画「ルノワール」外国特派員協会(FCCJ)記者会見に登壇しました。
【写真を見る】【鈴木唯】登場人物と似ているところは「素直なところとか、思ったことを率直に行動しちゃうところ」
10歳の少女フキが不完全な大人の世界を覗きながら、人々の心の痛みに触れていくまでを描いた。あるひと夏の物語。日本・フランス・シンガポール・フィリピン・インドネシア・カタールの国際共同制作作品となる「ルノワール」がいよいよ公開されます。
カンヌ映画祭が選ぶ注目すべき10人の才能に選ばれたことについて鈴木さんは、”カンヌの10人に選ばれたことはとても光栄で凄く嬉しくって。この先も俳優をどんどん頑張っていきたいなって気持ちになりました。” と話しました。
石田さんとリリーさんに教わったアドバイスを聞かれた鈴木さんは、 “石田さんには何も考えずに普段通りでやってみるといいよ。ということを教わって、とても参考になったし、リリーさんや先輩の演技を見て、尊敬というか、私もこういう演技をやりたいな。2人の演技を見習いたいなって思って、演技が上手になりたいなって思いました。” と明かし、夜の取材会だったこともあり、リリーさんは “お世辞を言わせる時間がもったいないよ” と照れ笑いしました。
鈴木さんの演技に驚いた部分について、石田さんは “出来上がった作品の唯ちゃんの演技を見て「私の知らない唯ちゃんがたくさんいた。」と、本当に感動しました。ただ何より、彼女の素晴らしいところは、純粋にそこに存在することが出来ること。大人になって色々な事を身に着けてしまった私には出来ないことが彼女には沢山あって、それをまざまざと見せつけられました” と話しました。
リリーさんは “主人公のフキは11歳ですが、この年頃の女の子は不安定で不完全で捉えようのない感じだけど、その不安定なものを、安定した演技で見せることができる。彼女のみずみずしさは素晴らしいし、唯ちゃんとフキの成長を記録した映画も素晴らしいと思います。” と、振り返りました。
また、登場人物と自身の似ているところを聞かれ、鈴木さんは “一番似てるなあって思った所は素直なところとか、思ったことを率直に行動しちゃうところが同じだな。って思います。” と素直に答えると、リリーさんは “フキよりも唯ちゃんのほうが個性的です。” と返して、会場には温かい笑みが起こりました。
また、本編でフキが妄想を沢山するという話になり、早川監督は ”子供の頃は沢山妄想していた子どもだったので、そこはフキと似ている” と話すと、リリーさんは ”早川監督は小学生のころから映画監督になりたいって夢があって、自分の映画を撮ったらっていう妄想をこの「ルノワール」に入れてるんです。だから構想40年くらい?” と明かしました。早川監督は ”そうですね。学校の先生が三者面談で「この子は何を考えてるのかわからないんです。」って母親に言ってたのは覚えてます。(苦笑)” と幼少期のエピソードを語りました。
【担当:芸能情報ステーション】
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