エンタメ
2025-11-12 18:00
NHK Eテレ福祉番組『toi-toi』(毎週木曜 後8:00)の20日放送回には、スピンオフ企画としてドラマ「あなたは、あなたを暮らしていますか?」を送る。
【場面カット】何気ない生活の一コマ…食事する澄香&栞
ある人が心の奥底に抱いてきた「問い」を、みんなで考えてみようという新しい福祉番組となる。「問い」を立てた主人公が、多様な視点をもった人たちと「問い」を探求する。さらにロケでは、主人公が自身とは異なる分野で活躍する意外な人物と対話。スタジオでは、難病、知的障害、依存症、LGBTQなど、さまざまなマイノリティーの出演者と、本音でクロストークを行う多様な視点で「問い」を深める福祉番組。
スピンオフ企画では、障害当事者が脚本を執筆し、ドラマで「問い」を探求する。「障害がある友人たちとは、自分の障害を忘れて自然体でいられる」そんな体験から、物語は生まれた。役を演じるのは、それぞれ、登場人物と同じ障害がある女性たち。シェアハウスのオーナー・澄香と、共同生活を送る障害のある女性たち、4人の物語。寄り添い、ともに過ごした1年を描く。
【あらすじ】
舞台は、オーナーも入居者も身体障害がある女性のシェアハウス。皮肉屋のオーナー・澄香、お節介な栞、自信家の茉衣、引っ込み思案な京子と、ばらばらな4人が暮らしている。彼女たちは、障害についてわざわざ話すことはない。目玉焼きを焦がしそうになったり、花火に着ていく浴衣を選んだり…何気ない瞬間の積み重ねとともに、季節は移ろっていく。かつて、周囲が求める「障害者」を演じていた澄香は、シェアハウスでの暮らしのなかで、問いを胸に抱く。「あなたは、あなたを暮らしてますか?」
【制作者メッセージ】
「障害を忘れている時間」。それもまた、障害がある人の人生の大切な側面であることはわかっていても、それを描くことに徹することは、上甲さんが脚本を書いてくれなければできませんでした。第1稿を上甲さんからいただいたとき、丁寧に紡がれた生活のいとおしさ、人の優しさと願いに胸がいっぱいになりました。同時に、それまでは俳優としてキャリアを重ねていた上甲さんが、脚本家としても秘めているもののすさまじさを感じ、この静かな熱源を必ず世に出したいと思いました。上甲さんが、上甲さんを生きようとしてきたからこそ生まれた、この物語。手紙のようにそっと、皆さまあてに差し出します。
【コメント】
■上甲にか/澄香役/脚本
私がこの脚本を書いた出発点は、吹っ切れでした。私は物心ついたときから、世の中に望まれるような「いい障害者」を演じていました。そうしていれば機嫌よく生きていけると思っていたのに、気づけばつまらなさと、自分への嫌悪感のほうが大きくなっていました。「やーめた。」そう思った頃、この物語が産まれました。だから、脚本は、書きたいように書いてます。そして、澄香は、演じないように演じました。どのシーンでも、芝居がぶれていないか心配してしまうほど、いろんな感情が引き出された撮影でした。「あなたと私」があるからこそ、人生はおもしろいと思います。この作品が、暮らしを営むすべての人を照らしますように。
<プロフィール>
愛媛県出身。先天性筋ジストロフィー。車いす生活を送る中で、自分にあるものを使って自分以外を表現する「演技」の魅力に気づく。Eテレ『バリバラ』の障害者俳優企画をきっかけに映像作品にも進出。ドラマ「パーセント」(NHK)・舞台『そのいのち』(脚本・佐藤二朗)出演。
■太田祥都/栞役
この作品のオファーをもらったときは、とてもうれしかったです!私は、他の3人より身体表現や演技の経験が少ないので、正直演じていくなかで「ほんまに私でいいんかな?」って思うときもたくさんあったけど、いい作品ができたと思ってます!出演している4人は障害があるけれど、障害にフォーカスを当てているドラマではなく、人間の温かみや人間性を描いてるドラマなので、そこに目を向けてぜひ、楽しんで見てほしい!
<プロフィール>
身体のバランスがとりにくい四肢機能障害と、無虹彩症を抱えている。ふだんは杖などを使わず生活している。NHK『バリバラ』、ドラマ『真ん中のふたり』に出演。パラ水泳アスリートとしても活躍。
■南雲麻衣/茉衣役
何の接点もない人たちが同じ屋根の下で暮らすって、どんな気持ちだろう?そんな思いから2年ほどシェアハウスに住んでいました。社会では「障害」という鎧はそのつもりはなくてもまとわりついてくるものですが、家はただの自分でいられる場所。接点のない人同士が
鎧を脱ぎ、無理につながらずに生まれる関係の中で、ざらっとした思いを抱えながらも「障害」ではなく「人生」をシェアする4人の姿に、立ち会ってもらえたらうれしいです。
<プロフィール>
3歳半で失聴。大学まで手話を知らずに音声言語のみで育ち、大学で日本手話に出会う。「言語以前」の表現に興味を持ち、手話を活かしたパフォーマンスや ダンス、演劇、コミュニケーション・ワークショップなど多様な身体表現活動を行っている。NHKドラマ『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』出演。
■大山果/京子役
視覚障害だけでなく人間関係の傷を抱える京子が、初めて居場所を見つけていく姿には、思わず寄り添いたくなります。上甲さんだからこそ描けた物語が、きっと皆さまの心にも大切な記憶をやさしく呼び起こしてくれることでしょう。
<プロフィール>
出雲生まれ神戸育ち。網膜色素変性症を抱えつつ、演劇ユニット・イチバンボシを主宰し脚本・一人芝居を中心に活動。映画『さすらう太陽』や舞台『ミズトラノオ』『偽物の空』に出演。
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【場面カット】何気ない生活の一コマ…食事する澄香&栞
ある人が心の奥底に抱いてきた「問い」を、みんなで考えてみようという新しい福祉番組となる。「問い」を立てた主人公が、多様な視点をもった人たちと「問い」を探求する。さらにロケでは、主人公が自身とは異なる分野で活躍する意外な人物と対話。スタジオでは、難病、知的障害、依存症、LGBTQなど、さまざまなマイノリティーの出演者と、本音でクロストークを行う多様な視点で「問い」を深める福祉番組。
スピンオフ企画では、障害当事者が脚本を執筆し、ドラマで「問い」を探求する。「障害がある友人たちとは、自分の障害を忘れて自然体でいられる」そんな体験から、物語は生まれた。役を演じるのは、それぞれ、登場人物と同じ障害がある女性たち。シェアハウスのオーナー・澄香と、共同生活を送る障害のある女性たち、4人の物語。寄り添い、ともに過ごした1年を描く。
【あらすじ】
舞台は、オーナーも入居者も身体障害がある女性のシェアハウス。皮肉屋のオーナー・澄香、お節介な栞、自信家の茉衣、引っ込み思案な京子と、ばらばらな4人が暮らしている。彼女たちは、障害についてわざわざ話すことはない。目玉焼きを焦がしそうになったり、花火に着ていく浴衣を選んだり…何気ない瞬間の積み重ねとともに、季節は移ろっていく。かつて、周囲が求める「障害者」を演じていた澄香は、シェアハウスでの暮らしのなかで、問いを胸に抱く。「あなたは、あなたを暮らしてますか?」
【制作者メッセージ】
「障害を忘れている時間」。それもまた、障害がある人の人生の大切な側面であることはわかっていても、それを描くことに徹することは、上甲さんが脚本を書いてくれなければできませんでした。第1稿を上甲さんからいただいたとき、丁寧に紡がれた生活のいとおしさ、人の優しさと願いに胸がいっぱいになりました。同時に、それまでは俳優としてキャリアを重ねていた上甲さんが、脚本家としても秘めているもののすさまじさを感じ、この静かな熱源を必ず世に出したいと思いました。上甲さんが、上甲さんを生きようとしてきたからこそ生まれた、この物語。手紙のようにそっと、皆さまあてに差し出します。
【コメント】
■上甲にか/澄香役/脚本
私がこの脚本を書いた出発点は、吹っ切れでした。私は物心ついたときから、世の中に望まれるような「いい障害者」を演じていました。そうしていれば機嫌よく生きていけると思っていたのに、気づけばつまらなさと、自分への嫌悪感のほうが大きくなっていました。「やーめた。」そう思った頃、この物語が産まれました。だから、脚本は、書きたいように書いてます。そして、澄香は、演じないように演じました。どのシーンでも、芝居がぶれていないか心配してしまうほど、いろんな感情が引き出された撮影でした。「あなたと私」があるからこそ、人生はおもしろいと思います。この作品が、暮らしを営むすべての人を照らしますように。
<プロフィール>
愛媛県出身。先天性筋ジストロフィー。車いす生活を送る中で、自分にあるものを使って自分以外を表現する「演技」の魅力に気づく。Eテレ『バリバラ』の障害者俳優企画をきっかけに映像作品にも進出。ドラマ「パーセント」(NHK)・舞台『そのいのち』(脚本・佐藤二朗)出演。
■太田祥都/栞役
この作品のオファーをもらったときは、とてもうれしかったです!私は、他の3人より身体表現や演技の経験が少ないので、正直演じていくなかで「ほんまに私でいいんかな?」って思うときもたくさんあったけど、いい作品ができたと思ってます!出演している4人は障害があるけれど、障害にフォーカスを当てているドラマではなく、人間の温かみや人間性を描いてるドラマなので、そこに目を向けてぜひ、楽しんで見てほしい!
<プロフィール>
身体のバランスがとりにくい四肢機能障害と、無虹彩症を抱えている。ふだんは杖などを使わず生活している。NHK『バリバラ』、ドラマ『真ん中のふたり』に出演。パラ水泳アスリートとしても活躍。
■南雲麻衣/茉衣役
何の接点もない人たちが同じ屋根の下で暮らすって、どんな気持ちだろう?そんな思いから2年ほどシェアハウスに住んでいました。社会では「障害」という鎧はそのつもりはなくてもまとわりついてくるものですが、家はただの自分でいられる場所。接点のない人同士が
鎧を脱ぎ、無理につながらずに生まれる関係の中で、ざらっとした思いを抱えながらも「障害」ではなく「人生」をシェアする4人の姿に、立ち会ってもらえたらうれしいです。
<プロフィール>
3歳半で失聴。大学まで手話を知らずに音声言語のみで育ち、大学で日本手話に出会う。「言語以前」の表現に興味を持ち、手話を活かしたパフォーマンスや ダンス、演劇、コミュニケーション・ワークショップなど多様な身体表現活動を行っている。NHKドラマ『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』出演。
■大山果/京子役
視覚障害だけでなく人間関係の傷を抱える京子が、初めて居場所を見つけていく姿には、思わず寄り添いたくなります。上甲さんだからこそ描けた物語が、きっと皆さまの心にも大切な記憶をやさしく呼び起こしてくれることでしょう。
<プロフィール>
出雲生まれ神戸育ち。網膜色素変性症を抱えつつ、演劇ユニット・イチバンボシを主宰し脚本・一人芝居を中心に活動。映画『さすらう太陽』や舞台『ミズトラノオ』『偽物の空』に出演。
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