エンタメ
2025-12-07 12:01
スピッツの名曲「楓(かえで)」を原案とした映画『楓』(12月19日公開)は、俳優の福士蒼汰と福原遥が演じる大切な人を失った男女が、互いに真実を言えないままひかれ合っていく切ない運命と、再び希望へ向かおうとする姿を描くラブストーリーだ。
【画像】梶野・日和・雄介の場面写真
事故で双子の弟・恵を失った兄・涼(福士)と、恵の恋人・亜子(福原)。事故のショックから、亜子は目の前に現れた涼を恵だと思い込んでしまう。涼は弟のふりをしたまま彼女との生活を続けるが、亜子にもまた打ち明けられない秘密があった――。
物語の中で重要な役割を果たすのが、主人公2人の秘密に寄り添い、静かに見守る3人の存在だ。双子の兄弟の幼なじみ・梶野を宮沢氷魚、涼の後輩・日和を石井杏奈、亜子の行きつけのバーの店長・雄介を宮近海斗(Travis Japan)が演じる。
梶野は、涼と恵のことを誰よりも理解する幼なじみであり、涼が弟のふりをしている秘密を唯一知る存在でもある。凛とした佇まいと冷静な判断力を持ち、多くを語らずに寄り添い続ける人物だ。涼が自分自身として生きる道へと導く重要な役割を担っている。宮沢は梶野の人物像について「不器用で、感情を表に出すのが得意じゃない。一見強そうに見えるけれど、実はすごく繊細。そのギャップがとても魅力」と語る。その“繊細さ”を、涼に向けた一瞬の視線や表情のわずかな動きで表現する宮沢の演技にも注目だ。
涼の職場の後輩である日和は、カメラマンのアシスタントとして働きながら、密かに涼へ恋心を寄せる。正義感が強く、涼の言動に生まれたわずかな違和感に正面から向き合おうとする芯の強さが特徴だ。石井は「思ったことを行動に移す真っ直ぐな日和の心意気が大好きで、共感したり、応援したりしていました」と明かす。日和の“真っすぐさ”は、涼と亜子の関係に影響を与え、物語を大きく動かしていく。
一方、亜子の心の拠り所となっているのが、行きつけのバーの店長・雄介である。カウンター越しに彼女の悩み聞き、受け止める姿には、言葉以上の優しさがにじむ。宮近は「一見軽そうに見える部分は(自分と)似ているかもしれませんが、実はいろいろ考えるタイプ。その“表に出ない思いやり”を役にも感じました」と振り返る。雄介の落ち着いた距離感と自然体な気遣いは、物語を包み込むような温かさを与える存在となっている。
梶野、日和、雄介――3人の存在は、涼と亜子の複雑な心情を観客に伝え、物語に深みを与える重要なピースとなっている。彼らの想いが交錯するとき、“優しい秘密”と“切ない真実”はどこへ向かうのか。名曲「楓」の世界観を土台に描かれる愛の行方に注目したい。
【動画】映画『楓』ファイナル予告
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一方、亜子の心の拠り所となっているのが、行きつけのバーの店長・雄介である。カウンター越しに彼女の悩み聞き、受け止める姿には、言葉以上の優しさがにじむ。宮近は「一見軽そうに見える部分は(自分と)似ているかもしれませんが、実はいろいろ考えるタイプ。その“表に出ない思いやり”を役にも感じました」と振り返る。雄介の落ち着いた距離感と自然体な気遣いは、物語を包み込むような温かさを与える存在となっている。
梶野、日和、雄介――3人の存在は、涼と亜子の複雑な心情を観客に伝え、物語に深みを与える重要なピースとなっている。彼らの想いが交錯するとき、“優しい秘密”と“切ない真実”はどこへ向かうのか。名曲「楓」の世界観を土台に描かれる愛の行方に注目したい。
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