
米中貿易戦争に解決の兆しが見えないなか、中国の商務相は「両国の間に摩擦が生じることは避けられない」としたうえで対話を続ける必要性を強調しました。
中国の王文涛商務相は18日の記者会見でアメリカのトランプ政権を念頭に「一国主義や保護主義が勢いを増し、中国とアメリカの経済協力に混乱をもたらした」と非難しました。
一方、「中国とアメリカは経済体制が異なる大国だ」としたうえで対話の必要性を強調しました。
王文涛 商務相
「中米の経済協力で意見の相違や摩擦が生じることは避けられません。こうした問題を解決するためには対話と協議こそが最善の策であると考えます」
また、アメリカの半導体大手「エヌビディア」のジェンスン・フアンCEOや多くのアメリカ企業の関係者が中国を訪問していることに触れ、「中国とアメリカは依然として重要な貿易のパートナーだ」と両国のデカップリング=切り離しは不可能だと指摘しました。
アメリカと中国は5月、互いにかけ合っていた関税について大幅に引き下げることで合意しましたが、その期限が来月8月に迫っていて、今後、どのような交渉が行われるのか注目されます。
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