エンタメ
2025-07-20 18:40

オリジナル韓国ドラマ『パイン ならず者たち』が、16日より動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の「スター」で独占配信が始まった(全11話/3話まで配信中、以降毎週水曜2話ずつ配信予定)。
【画像】会見時のそのほかの写真
配信に先駆け、主演のリュ・スンリョンとヤン・セジョン、チョン・ユンホ(東方神起)をはじめとするメインキャスト9人と、カン・ユンソン監督による制作発表会が行われた。
本作は、『ミセン-未生-』を手掛けた作家ユン・テホのウェブトゥーンが原作。1977年の韓国・木浦を舞台に、海底に眠る財宝を巡って繰り広げられる“ならず者”たちの争奪戦を描くクライム・アクション。
映画『犯罪都市』や「カジノ」シリーズのカン・ユンソン監督は、「今作には多くのクセのあるキャラクターが登場します。こんなに多くのキャラクターを一つ一つ作り上げていくのは初めてで、作品作りのまた違う楽しみを知ることができました。原作の“空白”を埋めながら脚本を1年半かけて練り上げ、シナリオができてからも、俳優たちの観察をたくさんしたり、キャラクターについて俳優たちといろいろ議論をしたりして、彼ら・彼女らの個性や魅力をキャラクターに反映するべく脚本を書きかえながら進めました」と、制作の舞台裏を語った。
主演のリュ・スンリョンは、「私が演じるオ・グァンソクをはじめ、登場人物のほとんどは、皆『お金があればなんでも出来る』という考えのもと、お互いがだまし、騙されながら財宝を探していきます。この作品を観て『欲望という名の電車』という映画が思い浮かびました。本作も、どんなに欲を満たしても、満足という停留所にはたどり着けない、そんな虚無感や終わりのない欲望を表現しています」と作品の本質を説明した。
青春スターのイメージの強いヤン・セジョンは今回、“ならず者”ヒドンに扮し、イメージチェンジを図った。「ヒドンは、(リュ・スンリョン演じる)叔父にいつも付いて回っている人物。先輩方と演技をする中で、自然と役に入り込むことが出来ましたし、幸せな現場でした。人間ヤン・スジョンとして、一段階グレードアップ出来た作品なのではないかと思います」と充実感をのぞかせた。
イム・スジョンは、財宝を採掘するためのお金を提供する若妻ヤン・ジョンスク役。リュ・スンリョンとは、映画『僕の妻のすべて』以来、13年ぶりの共演となった。「ジョンスクはソウルにいて、グァンソクたちを裏で動かすという設定なので、“演技の神”である先輩方としょっちゅう会うことはできませんでしたが、時々顔を合わせた時には、キャラクターをどのように成長させて作り上げていくのかなど、多くのことを学ばせていただきました」と謙虚に話した。
開口一番「この作品に、まともな人は一人も出ていません」と言って、笑いをとったのはキム・ウィソン。釜山から来たうさんくさい“キム教授”役を演じている。「船に乗る場面が多く、俳優たちは苦労しましたが、それも楽しかったですし、長く記憶に残る作品になると思います」と撮影を振り返った。
イム・チョンチュル役のキム・ソンホは「チョン会長から、財宝探しの見張り役を命じられたチョンチョルは、ヒドンと出会い、気おされないように牽制したり、対立したり、喧嘩をする中で情が移っていったりします」と役どころを語った。
原作には出てこないが、今作で物語が始まるきっかけを作るソン社長役を演じたキム・ジョンスは、「北朝鮮の咸鏡道出身の仁寺洞で商いをする人物で、お金の匂いを嗅ぎつけて、グァンソクに財宝探しを依頼します」と役柄を説明。
”ならず者“たちとは一線を画す存在である警察官ホンギ役のイ・ドンフィは、「ホンギは木浦で生まれ育ち、警察官として普通に生活をしている人物。警察官ですが警察官らしくないところもあります」と説明し、期待感をあおった。
東方神起のチョン・ユンホは、本作でトップアーティストとしての顔を封印し、血の気が多く“ぼんくら”と呼ばれるチンピラ・ボルグ役に挑戦。木浦の町を舞台に、財宝の噂を聞きつけて“キム教授チーム”に加わるという役柄で、新境地を切り開いた。
ユンホは、「ボルグは実際の自分とはまったく異なる人物。役作りにはかなりのプレッシャーがありました」と振り返った。共演のリュ・スンリョンからは、「みんな、ハンパないぞ。ちゃんと準備してくるんだぞ」と声をかけられたそうで、「その言葉が大きな励みになり、おかげで楽しく、無事に撮影を終えることができました」と感謝を述べた。
なお、イ・ドンフィによると、ユンホは台本読みの段階からすべてのせりふを完璧に覚えてくるなど、情熱的な姿勢で現場に臨んでいたという。
イ・サンジンは、忠清道で生まれ育ちソウルに上京した、元格闘技選手テシク役。先輩俳優たちとの共演に刺激を受けたようで、「自分でも知らず知らずのうちに出てくる感情もありましたし、僕が準備できていなかった感情を引き出していただいたりもしました。特に、ジョンス先輩とのシーンでは、多くの感情、不思議な感情を抱いた覚えがあります」と語った。
今回、高倍率のオーディションを勝ち抜き、ソンジャ役を手にし、これが公式デビュー作となるキム・ミンは、「ソンジャはポジティブさと希望を持っている人物。ソウルへの上京を目標にして生きています。辛い状況の中でもピュアさを忘れない、垢のついていない人物という面で、他のキャラクターとは少し毛並みが違うのではないかと思います」と少々緊張の面持ちながらも、堂々とした受け答えで好印象を与えた。
トップアーティストからベテラン俳優まで多彩な顔ぶれが、新たな役柄に挑戦し一面を見せる本作。強烈なキャラクターと緻密な脚本が融合したクライム・アクション。ぜひチェックを。
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本作は、『ミセン-未生-』を手掛けた作家ユン・テホのウェブトゥーンが原作。1977年の韓国・木浦を舞台に、海底に眠る財宝を巡って繰り広げられる“ならず者”たちの争奪戦を描くクライム・アクション。
映画『犯罪都市』や「カジノ」シリーズのカン・ユンソン監督は、「今作には多くのクセのあるキャラクターが登場します。こんなに多くのキャラクターを一つ一つ作り上げていくのは初めてで、作品作りのまた違う楽しみを知ることができました。原作の“空白”を埋めながら脚本を1年半かけて練り上げ、シナリオができてからも、俳優たちの観察をたくさんしたり、キャラクターについて俳優たちといろいろ議論をしたりして、彼ら・彼女らの個性や魅力をキャラクターに反映するべく脚本を書きかえながら進めました」と、制作の舞台裏を語った。
主演のリュ・スンリョンは、「私が演じるオ・グァンソクをはじめ、登場人物のほとんどは、皆『お金があればなんでも出来る』という考えのもと、お互いがだまし、騙されながら財宝を探していきます。この作品を観て『欲望という名の電車』という映画が思い浮かびました。本作も、どんなに欲を満たしても、満足という停留所にはたどり着けない、そんな虚無感や終わりのない欲望を表現しています」と作品の本質を説明した。
青春スターのイメージの強いヤン・セジョンは今回、“ならず者”ヒドンに扮し、イメージチェンジを図った。「ヒドンは、(リュ・スンリョン演じる)叔父にいつも付いて回っている人物。先輩方と演技をする中で、自然と役に入り込むことが出来ましたし、幸せな現場でした。人間ヤン・スジョンとして、一段階グレードアップ出来た作品なのではないかと思います」と充実感をのぞかせた。
イム・スジョンは、財宝を採掘するためのお金を提供する若妻ヤン・ジョンスク役。リュ・スンリョンとは、映画『僕の妻のすべて』以来、13年ぶりの共演となった。「ジョンスクはソウルにいて、グァンソクたちを裏で動かすという設定なので、“演技の神”である先輩方としょっちゅう会うことはできませんでしたが、時々顔を合わせた時には、キャラクターをどのように成長させて作り上げていくのかなど、多くのことを学ばせていただきました」と謙虚に話した。
開口一番「この作品に、まともな人は一人も出ていません」と言って、笑いをとったのはキム・ウィソン。釜山から来たうさんくさい“キム教授”役を演じている。「船に乗る場面が多く、俳優たちは苦労しましたが、それも楽しかったですし、長く記憶に残る作品になると思います」と撮影を振り返った。
イム・チョンチュル役のキム・ソンホは「チョン会長から、財宝探しの見張り役を命じられたチョンチョルは、ヒドンと出会い、気おされないように牽制したり、対立したり、喧嘩をする中で情が移っていったりします」と役どころを語った。
原作には出てこないが、今作で物語が始まるきっかけを作るソン社長役を演じたキム・ジョンスは、「北朝鮮の咸鏡道出身の仁寺洞で商いをする人物で、お金の匂いを嗅ぎつけて、グァンソクに財宝探しを依頼します」と役柄を説明。
”ならず者“たちとは一線を画す存在である警察官ホンギ役のイ・ドンフィは、「ホンギは木浦で生まれ育ち、警察官として普通に生活をしている人物。警察官ですが警察官らしくないところもあります」と説明し、期待感をあおった。
東方神起のチョン・ユンホは、本作でトップアーティストとしての顔を封印し、血の気が多く“ぼんくら”と呼ばれるチンピラ・ボルグ役に挑戦。木浦の町を舞台に、財宝の噂を聞きつけて“キム教授チーム”に加わるという役柄で、新境地を切り開いた。
ユンホは、「ボルグは実際の自分とはまったく異なる人物。役作りにはかなりのプレッシャーがありました」と振り返った。共演のリュ・スンリョンからは、「みんな、ハンパないぞ。ちゃんと準備してくるんだぞ」と声をかけられたそうで、「その言葉が大きな励みになり、おかげで楽しく、無事に撮影を終えることができました」と感謝を述べた。
なお、イ・ドンフィによると、ユンホは台本読みの段階からすべてのせりふを完璧に覚えてくるなど、情熱的な姿勢で現場に臨んでいたという。
イ・サンジンは、忠清道で生まれ育ちソウルに上京した、元格闘技選手テシク役。先輩俳優たちとの共演に刺激を受けたようで、「自分でも知らず知らずのうちに出てくる感情もありましたし、僕が準備できていなかった感情を引き出していただいたりもしました。特に、ジョンス先輩とのシーンでは、多くの感情、不思議な感情を抱いた覚えがあります」と語った。
今回、高倍率のオーディションを勝ち抜き、ソンジャ役を手にし、これが公式デビュー作となるキム・ミンは、「ソンジャはポジティブさと希望を持っている人物。ソウルへの上京を目標にして生きています。辛い状況の中でもピュアさを忘れない、垢のついていない人物という面で、他のキャラクターとは少し毛並みが違うのではないかと思います」と少々緊張の面持ちながらも、堂々とした受け答えで好印象を与えた。
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