エンタメ
2025-11-02 17:38
俳優の高畑充希(33)が2日、都内で開催中の『東京国際映画祭』公式プログラムのTIFFスペシャルトークセッション ケリング『ウーマン・イン・モーション』のトークセッションに参加した。
【写真】真剣な顔でトークセッションを行った中島健人や高畑充希
トークに先立ち、伝説的なキャスティング・ディレクターであるマリオン・ドハティ氏のキャリアを通じて、その職務の重要性と歴史的背景を紹介する映画『キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性』(2012)の特別上映が行われた。高畑は「普段はやっぱりキャスティングしていただく、される立場として活動しているので、キャスティングをする側の感覚とか見える世界みたいなものをのぞき見できたような感じで、すごくのめり込んで、観ました」と振り返る。「自分の場所を自ら掴み取って、作っていくバイタリティにとても感銘を受けました」しながらも「それと同時に映像の現場ではそんなに感じたことないんですけど、私はもともとミュージカル出身で、ミュージカルはやっぱりお客さんに来てもらわないけない、観てもらわなきゃいけない、というところがスタートである。役にぴったり合った人をキャスティングする前にお客さんに来てもらえる人をキャスティングするみたいなところに、ちょっと重点が置かれてしまうタイミングがあるような気がずっとしていて。なので、それをまた突きつけられるような感じがあったので、とても身が引き締まる思いがしました」と本音を明かしていた。
そんな中で自身がオーディションを受ける際の秘話も。自身がオーディションを受ける役をどう決めるのか問われると高畑は「選ぶという感覚があまりなくてですね…。役に呼ばれるような感覚を持つことがたまにあるんです。10代の時は特に『この役がやりたい』『こういう風に演じてみたい』とかあったりして。オーディションに行って、ダメだった時に自分自体を全部否定されたような気持ちになって落ち込んだりすることもあったんです」とする。それが、ある時から考え方が変わったそう。「自分自身を見せたことによって、その役にハマるかどうかを見てもらって、それがハマらなかったら仕方ない、縁がなかったということこと。ハマったら、ハマったでそこに尽力する。選ばれるという感覚を1回捨てた瞬間があって。その時からいろんなことがうまく回り出した。作品に対して真摯に。選ばれに行くよりは、作品に関われたら関わりたいな、という気持ちで参加しに行く感覚になれた。そこからすごく自分の感じ方、考え方が変わっていたなと思うんです」とした。今年は『国宝』や『秒速5センチメートル』などヒット作に出演。「今年参加した2作品も『この役は自分に合ってるのかな?よくわからないな?』と自分ではと思っても呼んでくださった方が『この役』と言ってくださったのなら、自分のことをよく見てくれてる人がそう言ってくれたなら、チャレンジする部分なのかもしれないと思って。チャレンジすることで新しい自分が見えたり、それと同時に課題も見えたりする。経歴の中での新しい感覚を今いろいろもらってる段階。これからも変わっていくだろうし、すごく面白いなと思います」とほほえんでいた。
文化・芸術の世界で活躍する女性に光を当てる『ウーマン・イン・モーション』は、グッチ、サンローランなどのブランドを擁するグローバル・ラグジュアリー・グループのケリングが、オフィシャルパートナーを務める『カンヌ国際映画祭』で2015年に立ち上げた取り組みで、今年、創設10周年を迎える。
東京国際映画祭公式プログラムとしては5回目の開催となる今年のトークには、俳優の高畑充希、俳優・アーティストの中島健人、キャスティング・ディレクターのデブラ・ゼイン氏、プロデューサーの福間美由紀氏が登壇。トークに先立ち、映画監督の是枝裕和氏によるオープニング・スピーチが行われた。
TIFFは世界から監督や俳優、映画関係者などが集まるアジア最大級の国際映画祭。27日から11月5日まで開催され、上映・出品作品数は184本となる。
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そんな中で自身がオーディションを受ける際の秘話も。自身がオーディションを受ける役をどう決めるのか問われると高畑は「選ぶという感覚があまりなくてですね…。役に呼ばれるような感覚を持つことがたまにあるんです。10代の時は特に『この役がやりたい』『こういう風に演じてみたい』とかあったりして。オーディションに行って、ダメだった時に自分自体を全部否定されたような気持ちになって落ち込んだりすることもあったんです」とする。それが、ある時から考え方が変わったそう。「自分自身を見せたことによって、その役にハマるかどうかを見てもらって、それがハマらなかったら仕方ない、縁がなかったということこと。ハマったら、ハマったでそこに尽力する。選ばれるという感覚を1回捨てた瞬間があって。その時からいろんなことがうまく回り出した。作品に対して真摯に。選ばれに行くよりは、作品に関われたら関わりたいな、という気持ちで参加しに行く感覚になれた。そこからすごく自分の感じ方、考え方が変わっていたなと思うんです」とした。今年は『国宝』や『秒速5センチメートル』などヒット作に出演。「今年参加した2作品も『この役は自分に合ってるのかな?よくわからないな?』と自分ではと思っても呼んでくださった方が『この役』と言ってくださったのなら、自分のことをよく見てくれてる人がそう言ってくれたなら、チャレンジする部分なのかもしれないと思って。チャレンジすることで新しい自分が見えたり、それと同時に課題も見えたりする。経歴の中での新しい感覚を今いろいろもらってる段階。これからも変わっていくだろうし、すごく面白いなと思います」とほほえんでいた。
文化・芸術の世界で活躍する女性に光を当てる『ウーマン・イン・モーション』は、グッチ、サンローランなどのブランドを擁するグローバル・ラグジュアリー・グループのケリングが、オフィシャルパートナーを務める『カンヌ国際映画祭』で2015年に立ち上げた取り組みで、今年、創設10周年を迎える。
東京国際映画祭公式プログラムとしては5回目の開催となる今年のトークには、俳優の高畑充希、俳優・アーティストの中島健人、キャスティング・ディレクターのデブラ・ゼイン氏、プロデューサーの福間美由紀氏が登壇。トークに先立ち、映画監督の是枝裕和氏によるオープニング・スピーチが行われた。
TIFFは世界から監督や俳優、映画関係者などが集まるアジア最大級の国際映画祭。27日から11月5日まで開催され、上映・出品作品数は184本となる。
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