
■卓球混合団体ワールドカップ・決勝 中国8-1日本(7日、中国・成都)
同大会初の決勝に進んだ日本は王者・中国に1ー8で敗れ、初Vは叶わず銀メダルで今大会を終えた。
3位決定戦が接戦となり決勝は予定から40分遅れてスタートした。リレー方式で8ゲーム先取(1試合3ゲーム実施)で争われる今大会。前日のセカンドステージでも中国と対戦した日本は、第5試合まで粘ったが5-8で敗れた。
リベンジを果たし悲願の頂点を狙う日本は、第1試合の混合ダブルスで松島輝空(18)と大藤沙月(21)ペアが王楚欽・孫穎莎ペアと対戦。会場は中国のポイントが入る度に大歓声が響く完全アウェーの中、パリオリンピック™金の最強ペアを相手に、序盤から苦戦。松島のサーブで切り崩し、大藤が粘りをみせるが、それを上回る強打に屈し2ゲーム連続で落とした。第3ゲームは大藤の守備も冴えわたり、6-5とリードしたが、6連続ポイントを許し、エースペアに0対3で完敗。
巻き返したい第2試合の女子シングルスは、張本美和(17、世界ランク6位)が同2位の王曼昱と対戦。出だしから強打で攻めてくる王に対し、張本も応戦するが、ミスの少ない相手に苦戦し第1ゲームを落とした。第2ゲームは3-3の同点から王の厳しいコースへの攻撃に翻弄される。フォアの強打も拾われ、流れを引き寄せられずこのゲームも奪われた。第3ゲームは中盤で粘るも、相手のタイムアウト後、連続ポイントを許し、張本も苦悶の表情。最後は張本のフォアがネットにかかり、トータル0対6で兄の張本智和(22)に託した。
第3試合の男子シングルス、張本智(世界ランク5位)は同2位の林詩棟と対戦。序盤いきなり5連続ポイントで最高のスタートを切った張本は、先に攻める姿勢でリードし、11-6とこの試合初めて1ゲームを奪った。第2ゲームは粘る相手に張本のミスも増え劣勢の展開。リズムに乗る林の強烈なドライブを抑えられず、5-11と中国に王手を許した。後がない第3ゲームは、粘りのある林の強打にリードを許し、張本はサーブでミスを誘うなど応戦したが、流れを引き寄せられず。トータル1対8で中国に敗れてしまった。
3位決定戦ではドイツが韓国を8-7で下し、大接戦の末に銅メダルを獲得した。
【卓球混合団体決勝 日本 1-8 中国】
第1試合 松島輝空&大藤沙月 0-3 王楚欽&孫穎莎
4-11/4-11/6-11
第2試合 張本美和 0ー3 王曼昱
6-11/7-11/6-11
第3試合 張本智和 1ー2 林詩棟
11-6/5-11/6-11
・「インフルにかかる人・かからない人の違いは?」「医師はどう予防?」インフルエンザの疑問を専門家に聞く【ひるおび】
・【全文公開】“ラブホテル密会” 小川晶・前橋市長の謝罪会見【後編】「どちらからホテルに誘うことが多かった?」記者と小川晶市長の一問一答(9月24日夜)
