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“皇族数の確保策”とりまとめ案 「女性皇族の結婚後の身分保持」や「旧宮家・男系男子の養子」 一方で「女性・女系天皇」の議論は…【news23】

国内
2026-06-09 15:42

皇族数の確保策をめぐる協議がヤマ場を迎えています。


【写真でみる】笑顔で拍手を送られる愛子さま


8日、各党の代表者らが話し合う全体会議が開かれ、衆参両院の正副議長がとりまとめた案を報告し、各党が意見表明をおこないました。


どうなる?皇族数の確保策

8日、都内で「ウィーン少年合唱団」のコンサートを鑑賞された、天皇皇后両陛下の長女・愛子さま。


会場では、上皇ご夫妻が作詞・作曲された「歌声の響」などが披露され、愛子さまは、笑顔で拍手を送られました。


脈々と受け継がれてきた皇室の歴史。その未来のあり方をめぐる議論が、大きなヤマ場を迎えました。

8日午後、衆参両院の正副議長が各党の代表者たちに、皇族数の確保策をめぐる、「とりまとめ案」を報告しました。

現在の皇室典範では、皇位を継承できるのは「男系男子」のみ。継承権があるのは、わずか3人に限られています。


さらに、皇族数の減少に伴い、公務の担い手不足も懸念されています。


皇族数の確保へ“2つの案”提示

こうした状況を受け、今回示された2つの案。

ひとつ目は、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保つ案です。この案では、あわせて本人の意向を尊重するなどの「経過措置」を設けることも明記されました。


もうひとつは、旧宮家の男系男子を、養子として皇室に迎える案です。この案では、養子となる男子は皇位継承の資格を持たないとすることが盛り込まれました。

また、必要があると認めるときは一定年数ごとに見直すとしています。

2つの案は、「いずれも了承」とされ、政府に対し、法制化を求めるとしています。

森英介 衆院議長
「なんとか今国会中に、皇室典範改正案等の成立までに漕ぎつけたい」

一方で、とりまとめ案には、盛り込まれなかった論点もあります。


それが、女性皇族が結婚後も皇室に残る場合、その配偶者や子どもを皇族とするかどうかについてです。

自民党のある幹部は…

自民党幹部
「今回の目的は各党の総意を取りまとめること。女性皇族の配偶者や子どもについては今後の国会審議で検討していけばいい」

正副議長と各党の代表者は、10日再び協議し、正式に「立法府の総意」を取りまとめたいとしています。


「女性・女系天皇」の議論は?

小川彩佳キャスター:
今回議論されてきたのは2つの案です。女性皇族が結婚した後も皇族の身分を保つ案と、旧宮家の男系男子を養子として皇族に迎える案です。ただ、女性・女系天皇の議論については触れられていません。


TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
この2つの案で、いわゆる安定的な皇位継承に効果があるとはとても思えません。悠仁さまの後まで本当に大丈夫かどうか、という問題です。


女性天皇・女系天皇についての議論が、今回はなされていないからです。日本の皇室はこれまで、国民の意識や時代に合わせてアップデートを重ねてきました。


例えば、明治天皇の時代まであった側室制度は廃止され、高齢化社会の中で生前退位も今の上皇陛下の時に実現するなど、少しずつ改善されてきました。


今の課題はジェンダー平等です。女性天皇・女系天皇についてどう答えるか、という時代の要請に対して、きちんとした答えが出ていません。


今回の皇室典範改正の附則に、今後女性天皇の問題についても議論を続けるという一文が盛り込まれるかどうかが、今後の注目点です。


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