2日、会合を開いた自民党の税制調査会。来年度の税制改正に向けて、個別の項目ごとに議論をおこないました。
「NISA」「住宅ローン」生活に直結する税制の行方は
自民党 小野寺五典 税調会長
「政治的な議論をするものを除いては、今日ある程度の決着がつくと思います」
今後、大きな政治的テーマの一つになるのが、いわゆる「年収の壁」です。
今年度の税制改正では、基礎控除と給与所得控除を合わせた非課税枠を、103万円から160万円に引き上げていますが、さらなる引き上げとなるかが焦点です。
ほかにも、少額投資非課税制度=NISAの制度改正や、住宅ローンといった私たちの生活に直結する税制も今後、議題になる予定です。
与党は12月中旬にも税制改正大綱をまとめる方針です。
税制改正で生活は変わる? 減税のリスクは
出水麻衣キャスター:
今回の税制改正では、“減税”が多くなっている印象です。暮らしに身近な税として、以下なども議題になる見通しです。
【暮らしに身近な税が変わる?】
▼「年収の壁」引き上げ
▼自動車購入時の税 見直し
・燃費性能に応じて課されている税金どうなる
▼住宅ローン減税
・2025年末で適用期限→延長前提に議論
・床面積が狭い住宅も適用へ
・中古購入にも支援拡大か
▼NISA「つみたて投資枠」
・現在18歳以上→未成年も対象に(※具体的な年齢は調整中)
税収が減った場合の財政はどうなるのか、“責任ある積極財政”の「責任」というところも議論が必要ですね。
井上貴博キャスター:
円安をどう考えるのかという点も気になります。日銀は今月(12月)、金融政策決定会合を予定していますが、利上げするの否かという点は注目ポイントだと思います。
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