アメリカを訪問中のウクライナのゼレンスキー大統領がトランプ前大統領と会談しました。ウクライナ支援に後ろ向きなトランプ氏は、戦闘終結に向けたロシア側との取り引きの実現に意欲を見せました。

記者
「今、ゼレンスキー大統領を乗せたとみられる車列がトランプタワー前に到着しました」

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「私たちの考えは同じだと思っています。ウクライナでの戦争は止めなければならない。プーチンは勝利できず、ウクライナが勝つということを。計画の詳細を話し合いたいです」

アメリカ トランプ前大統領
「もし相手が勝利すれば何も勝ち取ることができない。両者にとって良い形を打ち出せると思います」

会談は27日、ニューヨークで行われ、冒頭、ゼレンスキー大統領は「ウクライナはアメリカの強さを頼りにしていて、だからこそ2人の大統領候補に会うことを決めた」と訪問の理由を説明しました。

一方、トランプ前大統領は「私はプーチン大統領ともとても良い関係があるので、すぐに解決できると思う」と述べ、戦闘終結に向けたロシア側との取り引きの実現に意欲を見せました。

アメリカなどのさらなる支援を受けて戦況を好転させたいゼレンスキー氏に対して、トランプ氏は支援に後ろ向きな発言をみせていて、会談でどのような話し合いが行われたか注目されます。

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