53億円の開発費が生み出した吸引力 ダイソンのロボット掃除機は空気中のホコリも吸う
2016-10-02 17:00:00
抜群の吸引力とハイセンスなデザインでお馴染のダイソン(Dyson)。そんなダイソンが2015年10月に、ついにロボット掃除機の発売を開始した。
その名も、『ダイソン360 Eye』だ。
200人以上のエンジニアが開発に参加し、およそ53億円の開発費と17年の期間をかけて制作。機能性に優れた、スマートでスタイリッシュなロボット掃除機となっている。
ロボットになっても吸引力は健在!
ダイソン360 Eyeの武器は、やはり吸引力。他社のロボット掃除機と吸引力を比較したとき、その差は4倍とのこと。毎分78,000回転の“ダイソン・デジタルモーターV2”を搭載し、カーペットやフローリングなど場所を選ばずグングン吸い込んでいくのが特徴。
さらに驚く機能が、“ラジアルルートサイクロン・テクノロジー”。ゴミを吸い込む際、空気中に漂うハウスダストまで逃すことなく吸い込む機能だ。空気中に舞うホコリやゴミなど髪の毛の太さより小さな粒子(0.5ミクロン)でも“サイクロン”がキャッチし、掃除をしても空気が汚れない優れもの。
360度を見渡すカメラを搭載
そして、ダイソン360 Eyeの真骨頂とも言える機能が“360°ビジョンシステム”だろう。通常のロボット掃除機は進行方向をセンサーで感知しながら移動していくわけだが、ダイソン360 Eyeは全く異なるシステムを搭載している。
毎秒30コマの撮影ができる高機能カメラで室内を360度見渡しながらミリ単位でルートを決め、常に現在地を確認しながら計画的にゴミを吸い取っていく。
それにあわせて赤外線センサーによる障害物の回避システムも搭載しており、効率的で計画性に優れ、ムラなくゴミを吸い取る掃除を実現しているのだ。
掃除の経過をスマホで管理できる
ダイソン社で初となるスマホ連動の家電としても話題を集め、専用アプリをダウンロードすれば様々な活用法が楽しめるロボット掃除機。
掃除開始のスケジュール(タイマー)設定や、トラブルの報告機能、外出先から掃除の経過や現在の状況まで確認でき、さらには遠隔操作で起動も可能。たとえば、帰宅前に部屋を掃除してほしいと思えば、外出先からスマホでダイソン360 Eyeを起動し、勝手にゴミを吸い取ってくれるのである。
また、どのようなルートを通って掃除をしたかもデータに記録(お掃除記録)されており、スマホでチェックすることが可能。
気になる段差も問題なし!
従来のロボット掃除機なら段差があると行き止まりになってしまうところだが、ダイソン360 Eyeに搭載されたキャタピラーなら問題なくクリアできる。
馬力や吸引力が優れているのに耳障りになるような音も感じさせず、とても爽やかな印象。ボディも幅24センチ×高さ12センチとコンパクトで軽量(2.4キロ)なのも特徴。もし掃除機の購入を検討中なら、リストに入れる価値があるロボット掃除機だ。気になる人は、実際に販売店や量販店で機能性を確かめてみてはいかがだろうか。メーカー小売価格は税込で149,040円。お世辞にも手頃とは言えないが、高機能なシステムが詰め込まれたマシンだけに、その価値は十分にありそうだ。
<カラー> ニッケル・ブルー ニッケル・フューシャ
<スペック> 幅24センチ×高さ12センチ 重さ2.4キロ
<メーカー価格> 149,040円(税込)
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情報提供元: クチコミ.jp