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地道な進化を続け、スマホの周辺機器をより便利にしてくれる無線規格「Bluetooth」

2016-10-14 10:00:00

スマホやタブレットには、無線通信規格として通話やデータ通信で利用するLTE(4G)、三日で1GB、月に7GBといった制限を気にせずにネットが利用できる無線LAN、そしてマウスやキーボードを接続するBluetoothと、三種類の通信機能(規格)が搭載されています。

これら規格の中でも、一般の人とPCなどに詳しい人との間で、使用頻度が大きく異なるのがBluetoothではないでしょうか?

一般の人には「対応機器として何を選んだらいいのかわからない」「そもそも何に使えばいいのか理解していない」というが多いようです。

一方で、PCやスマホなどに詳しい人は、消費電力の少なさや周辺機器の無線化(ケーブルレス利用)に活用されているようです。

ということでBluetoothについて基本的なことをまとめてみました。

Bluetoothの歴史

Bluetoothが登場したのが1999年。 その頃は、いまのようにスマホやタブレットが全盛ではなかったため、パソコン向け、それもノートパソコン向けの規格としての登場でした。

特に持ち運んで利用するモバイルノート向け規格での登場だったため、一般の人たちにはあまり関心を持たれませんでした。 しかし、モバイラーと呼ばれるPCを常に持ち歩く人たちの注目度は高く、そうした人たちによってBluetooth機器が普及していきます。

特に携帯電話やPHSをモデム代わりに利用し、ノートパソコンを屋外でインターネットに接続するのには非常に役に立ちました。

具体的には、ノートパソコンと携帯やPHSをBluetoothで接続する設定をしておけば、携帯やPHSをポケットに入れたままノートパソコンをインターネットにつなげたまま利用ができます。 また、消費電力が少ないことも、Bluetooth接続の大きなメリットでした。

今では、スマホを使えば当たり前にできることですが、当時は、画期的な出来事でした。 こうしたBluetooth接続でのインターネット利用は、スマホでのテザリング接続に今でも残っています。

そして最近のBluetoothは、こうしたインターネット接続でなく、本来の機器同士を繋ぐUSB接続の無線版といった利用が主流となっています。 ・PCでは、パソコン本体とマウスやキーボードなどとの接続 ・スマホでは、ヘッドセットやスピーカーとの接続 こうした用途に使われます。

Bluetoothの特徴とは?

Bluetoothは、無線通信規格としてみればLTE(4G)やWi-Fiと比べると貧弱である点は否めません。

遠くまで届くLTEやWi-Fiと比べて電波は弱く、通信可能な距離も短くなっています。

実は、これはあらかじめそうなるように想定して規格化されているのです。 主に機器を接続して利用するBluetoothでは、強い(遠くまで届く)電波は必要がないのです。

出力と到達距離はクラス分けされています。 ・Class 1は、出力が100mWで到達距離が100m ・Class 2は、出力が2.5mWで到達距離が10m ・Class 3は、出力が1mWで到達距離は1m となっています。 たいていのBluetooth機器はClass 2か3となっています。

例えば、 パソコン本体から数十メートルも離れてマウスやキーボードを利用しますか? そんな使い方はしませんよね。

つまり、Bluetoothでは、Class 2か3の微小な電波で問題ないのです。

2.4GHz帯の無線LANとの干渉には注意が必要

唯一のデメリットと言えるのは、Bluetoothが通信する周波数帯はISMバンドと呼ばれる免許不要の周波数帯を使うので、同じ2.4GHz帯を利用する無線LANと干渉してしまうことです。

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情報提供元: クチコミ.jp

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