東日本大震災から10年を機に災害の備えに関する調査を実施。6割を超える人が備えを行えていないなど様々な結果が明らかに
2021-03-15 13:00:59
2021年3月。東日本大震災から10年の時が経過しました。皆さんは現在も十分な災害に対する備えを行えていますでしょうか。中には、震災から時間が経つにつれ、危機意識が薄くなってしまっているという方もいるかもしれません。
今回、au じぶん銀行株式会社は、東日本大震災から10年の月日が経ったことをきっかけに、全国のビジネスパーソン男女 500 名を対象に「有事(災害時)の備え」に関するウェブアンケートを実施。アンケート結果からは、人々の備えに対する様々な実態が明らかとなりました。
アンケート調査結果
調査ではまず、現在災害への備えを行っているかを質問。すると、9 割以上の人が災害への備えは必要だと思っているものの、約 65%の人が十分に備えられていないという結果になりました。
そして、「あまり備えていない」、「全く備えていない」と回答した人にその理由を聞いたところ、以下の回答が挙げられました。備えに対して何をどれくらい用意すればいいのか分からないという人が多いようです。
次に、現在備えを行っている方に、どのような備えをしているか質問。やはり上位には食料、飲料がランクイン。また、具体的に備えているグッズについては、1 位「飲料水」、2 位「保存食」、3 位「懐中電灯」という結果となりました。
続いて、有事の際持ち出す貴重品の優先順位を調査。1 位には「携帯電話(スマートフォン)」がランクイン。わずかな差で 2 位となったのは「財布・クレジットカード」でした。携帯電話(スマートフォン)を優先的に持ち出す理由としては、「今は携帯があればなんでもできるから」、「連絡手段とキャッシュレス決済ができるから」といった理由が挙げられました。
また、前述の質問で、災害に備えて「有事用のお金を家の中に置いている」と答えた 108 人に、具体的にいくら置いているか質問。その結果「1 万以上 10万未満(38.9%)」が最も多くなりました。
他にも、災害などの有事のために貯蓄をしているか聞いたところ、現在「貯蓄している(39.0%)」人は約 4 割という結果に。「貯蓄していないが、今後貯蓄したい(44.2%)」と合わせて、83.2%の人が貯蓄を必要だと感じていることが分かりました。
次に、今最も不安に思う災害について質問。結果は 2 位と圧倒的な差をつけて「地震(67.0%)」という結果になりました。
最後に、ここ約一年の新型コロナウイルスの影響で、予防対策や備えなどの危機意識は変わったか質問。「非常に変わった(15.6%)」、「変わった(39.4%)」を合わせて、半数以上の人が危機意識に変化があったと回答しました。
今回の調査では、何をどれくらい備えていいか分からず、まだ日常の備えを行えていない人が多いということ、持ち出す貴重品の優先順位は「携帯電話(スマートフォン)」が高いということ、コロナ禍を経て予防や備えなどの危機意識が高まった人が多いということなどが分かりました。
「携帯電話(スマートフォン)」に関しては、キャッシュレス決済を導入することで、連絡・情報収集手段としてだけではなく、財布がわりとして利用することも可能。今回調査を行ったau じぶん銀行は、「じぶんのいる場所が、行く場所が、ぜんぶ銀行になる。そういうスマホの自由さ、便利さを銀行にも。」という思いを込めて、日常生活における決済・金融サービスをより身近にする「スマートマネー構想」を推進しています。
常に何が起こるか分からない今の世の中。「備えあれば憂いなし」と言うように、もしもの時に備えることは大事なことです。まだ災害への備えを行っていないという方は、ぜひ、これから行うようにしてください。
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Fujisan.co.jpより
情報提供元: マガジンサミット