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SONYの最新アクションカム「FDR-X3000」は薄暗い場所でもブレに強いのか検証!

2016-11-25 19:00:00

滑らかな録画と処理落ちしない高性能を実現

SONYのアクションカム「FDR-X3000」は、強力な手ぶれ補正が魅力だ。 ビデオカメラに搭載されている「空間光学ブレ補正」を搭載している。 カメラ本体が動いても、光学ユニット(レンズとセンサー)を空間に浮かせることで、ブレを軽減する。 そのため、自転車に搭載したり、人間の頭に取り付けたりする、ブレやすいシチュエーションでも滑らかな動画が撮影できるという。

今回、筆者のロードバイクに取り付けてみて、どのような動画が撮影できるのか検証してみた。

自転車への取り付けは専用マウントを使う

自転車への「FDR-X3000」の取り付けは、いたって簡単だ。 別売の専用マウント「ハンドルバーマウントVCT-HM2」を利用する。これは自転車のハンドル部に手回しネジでマウントを取り付け、その上にある三脚用ネジで「FDR-X3000」を取り付ける。 傾き調整も簡単なハンドルバーマウント VCT-HM2

なお、「FDR-X3000」は汎用の三脚用ネジ穴を採用しているため、一般的なデジカメ用ハンドルバーマウントも利用できる。

録画のスタートはライブビューリモコンで

自転車に取り付けた状態で録画する場合、いちいち本体のボタンを押していては危ない場合もある。 その際に利用したいのが、ライブビューリモコン RM-LVR2だ。 これは「FDR-X3000」とWi-Fiで接続することにより、リモート操作が可能というもの。 録画の開始、停止以外にも、電源のオン・オフなど全ての設定がライブビューリモコンより可能となっている。

さらに腕時計風のマウントが用意されているため、自転車のみならずどこにアクションカムを取り付けていても、快適な操作ができるというワケだ。また、ライブビューリモコンの名前よろしく、アクションカムの見えている状態が表示されるため、自分の好きな角度で撮影するよう設定することも極めて簡単となる。

圧倒的な画質にビックリ!

それでは、実際に動画を撮影してみよう。 撮影する時間帯は、小型のアクションカムにとって苦手な夕暮時を選択した。通常よりもやや薄暗い時間帯に撮影することにより、 ・明るくするよう補正ができるのか ・明るさ補正する際に不自然ではないか ・補正処理で処理落ちしないか をチェックできるためだ。

また、画質設定はもっともスタンダードとなっている ・フルHD(1080p) ・30fps(秒間30コマ) 撮影としている。

まず、撮影を開始して軽くダンシング(立ち漕ぎ)をしてみる。他のカメラであれば、ブレによりガタガタになってしまいそうだが、「FDR-X3000」では左右に動くものの、滑らかな動きになっていることが確認できるだろう。

それでは、ダンシング(立ち漕ぎ)などせずに普通に走ってみるとどうだろうか。極めて滑らかな映像に仕上がっていることが確認できた。また、夕暮れ時というカメラにとってあまり良い条件ではないものの、映像左側の柵など極めて綺麗に録画できていることがわかるだろう。

最後は、わざと自転車がふらつくような動きで撮影してみた。急な上り坂など、自転車のバランスを取るためにふらついてしまうことがある。それを再現した格好だ。こちらも動画自体は左右にふらふらするものの、不快な感じではなく、なめらかに動いているということがわかるだろう。

これら3本の動画でわかったことは、 ・処理落ちしない ・手ぶれ補正が有効に効いている ・細部まで美しく録画できている ということだ。

スマホとの連携もカンタン!

屋外で撮影するとき、ライブビューリモコンRM-LVR2があると便利だ。 しかし、それ以外にもスマホでライブビューや設定、録画の開始などが可能だ。

特にXperiaなどNFC搭載Androidスマホであれば、「FDR-X3000」横にあるNFCマークにかざすことでWi-Fiダイレクトを含めて一瞬で設定が完了する。 小難しい設定を弄ることなく、スマホが簡単にライブビューリモコンとなるのだ。 なお、iPhoneなどNFC設定ができないスマホでもライブビューリモコン化は可能なので安心してほしい。その場合は、カメラのQRコードを読み取ることで設定できる。

ハウジングで水中撮影も可能に!

アクションカム「FDR-X3000」は、防滴性能を持っているため雨天であっても気にせず撮影できる。しかし、あくまでも防滴であって、防水ではない。そのままの状態で水中撮影はできないことを注意しよう。

それでは、「FDR-X3000」で水中撮影するにはどうすればいいのか? 答えは簡単だ。パッケージに同梱されているアンダーウォーターハウジングを装着すればよい。

アンダーウォーターハウジングにカメラを入れることで、「防水」「防じん」「耐衝撃」に対応となるのだ。 水深は60mまで対応するため、本格的なダイビングにも問題なく使用できるのは嬉しいだろう。

しかし、本体がやや大きくなってしまうことや、録画時の音声が少し小さくなってしまうことに注意したい。

4KならX3000、フルHDならAS300

今回レビューさせていただいた機器は、フラッグシップモデルとなる「FDR-X3000」だ。 売りとして、高機能や空間光学手ブレ補正などあるが、もっとも大きな売りとなっているのがきめ細かい4K動画撮影だろう。 しかし現状4K動画を取り扱うのはちょっと高機能すぎるなという人は、フルHDまでの動画が撮影できる「HDR-AS300」も良いだろう。4K動画こそ撮影できないものの、それ以外の機能は「FDR-X3000」と同等だからだ。

今回レビュー用として本機を触らせていただいたが、細部まで使いやすく、かつ高機能に仕上がっていると感じた。アクションカムを利用するなら、ベストな選択と言えるだろう。

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情報提供元: クチコミ.jp

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