死んだらFacebookアカウントはどうなる?いまさら聞けない「もしものとき」の活用
2016-12-25 10:00:00
万が一自分が死んでしまったら、自分のブログやSNSのアカウントはどうなってしまうのかご存知ですか?
実は、そのまま放置されてしまうのです。
たとえば、プロバイダーの契約の場合は、 契約者が亡くなったことで回線契約を終了することができます。その際、プロバイダーのメールアカウントやブログといった付加サービスも同時に解約されるため、個人ブログなどは自動的に削除されます。
しかし、Facebookやフリーのサービスなどは、プロバイダーの契約とは無関係なので、そのサービスが終了しない限り、ずっと残ったままになってしまうのです。
「Facebookに書いた記事が、自分の死後もネット上に残っている」なんてあまり気分の良いことではありませんよね。
そこで、Facebookやこういったサービスなどで、遺族が解約しようとすると、そう簡単にはできません。それにかなりの手間がかかってしまうのです。 本人以外が解約するには、 ・本人の死亡診断書 ・遺族であることの証明 といった確認作業が必要となるからです。
追悼アカウントの管理者を設定し、死後のアカウント処理を信頼できる人にまかせる
実はFacebookには、本人が亡くなったときに、故人の関係者がFacebookページを管理できる「追悼アカウントの管理」という機能があります。
本人が亡くなった時点で、そのアカウントは「追悼アカウント」となり、生前に指定された人がアカウントを管理するので「追悼アカウント管理人」という呼び方になります。
この機能を使うと亡くなった人のFacebookページに、管理人に指定された人が、その人物が亡くなったこと、その際に残したメッセージ、葬儀などの情報を書き込んだり、その人が書き残した日記を「非公開」にしたりといったことが行えます。
あくまでも管理ですので、指名された人の名前で書き込みなどが表示されます。 なお、生前、家族にIDとパスワードを教えていれば、残された家族がそのIDとパスワードを利用して故人のFacebookにログインして、アカウントの削除といったことが行えます。
家族に、見られたくない・・・そんなときは管理人を指定しよう
最近では、結婚をしないでそのまま一生独身で過ごす人も多くなってきました。また、家族にもネットで活動を知らせないという人も増えています。そうなると、やはり死後の処理というのは中々面倒だったりしますよね。
自分が死んだら? などと考えるのは、縁起も悪く、あまり楽しいことではありません。
しかし、死後も自分の情報がネット上に晒されたままというのもイヤと思う人も多いのではないでしょうか。
追悼アカウント管理人の設定は「セキュリティ」から行うことができます。 なお、追悼アカウント管理人は、友達となっている人しか指定できません。 また死後に自分のアカウントや日記、アップした写真等を丸ごと削除することも可能です。
Facebookには、追悼アカウント管理人以外にも、自分のアカウントが乗っ取られてしまってアクセスできないなんてケースに対応できる「信頼できる連絡先」機能などもありますので、死後の対応だけでなく、こうした設定を行っておくといいでしょう。
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情報提供元: クチコミ.jp