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進化したミドルクラスミラーレス「DMC-G8」の実用性がアップした機能をチェックする

2016-12-25 19:00:00

パナソニックのミドルレンジミラーレス「DMC-G8」は、ボディ内手ブレ補正機能を搭載し、静止画・動画ともに快適に撮影できるように進化した。

今回は、「DMC-G8」の気になる機能を紹介していく。基本的には「G」シリーズ、「GX」シリーズと共通の機能だが、購入時の参考にして欲しい。

最新の手ブレ補正機能「Dual I.S. 2」は、レンズに搭載される光学式手ブレ補正と、ボディ内手ブレ補正をインテリジェントにコントロールすることで、5段分の手ブレ補正を実現している。

パナソニック製のレンズには、光学式手ブレ補正「POWER O.I.S.」、「MEGA O.I.S.」を搭載している製品があるが、「Dual I.S. 2」および「Dual I.S.」に対応するレンズはごく僅かだ。「Dual I.S. 2」、「Dual I.S.」非対応のレンズとの組み合わせの場合は、レンズもしくはボディ手ブレ補正のみとなる。

動画撮影時には、電子補正機能でより効果を高めることができる。上記の非対応レンズの場合は、電子補正を併用することで動画撮影時に5軸ハイブリッド手ブレ補正対応する。

4K動画は30p、100Mbpsで記録可能だ。 4K撮影時には、高速タイプのSDカード UHS-I U3以上が必須だ。SDカードは、カメラを買い換えてもそのまま利用できるので、性能が高いカードを購入しておくことをお勧めする。

ファンクションボタンや、背面ディスプレイのファンクションボタンの機能は、カスタマイズが可能だ。設定可能な物理ボタンは、上面の「Fn1」、「Fn11」、背面の「Fn2」、「Fn3」、「Fn4」、「Fn5」の6個。

よく使うAFモードの切り替えやドライブモードなどは、レバーやダイヤルで設定できるため、カスタマイズする項目はさらに細かい機能となり、使う人の個性が表れる部分となるだろう。

ドライブモードダイヤルで、連写や4Kフォト、フォーカスセレクト、セルフタイマー、インターバル撮影を切り替える事ができる。 セルフタイマーなどの切り替えは、メニューのみという機種がある中で、直感的に設定できるのは便利だ。 また、現在どのモードなのかを目視できるのも重要なポイントである。

4Kフォトは、基本的に音声付きの4K動画だが、決定的に違うのはアスペクト比が静止画で設定しているものとなる。そのため4Kフォトは、決定的な瞬間をフォトクオリティで切り出すことができると言うわけだ。

フォーカスセレクトも4Kフォトの派生だが、こちらは全てのフォーカスポイントでピント合わせを行いピントが合った部分のみを記録していくというもの。

こちらは、フォーカスセレクトで手前にピントを合わせて切り出したもの。どの位置にピントが合えば効果的に見えるかを、勉強する上で役立つ機能だ。

フォーカスセレクトは手持ちでも効果がわかるが、フォーカス合成に関しては、カメラを固定した方が綺麗に仕上がる。

最後に、ブラケット機能を紹介しておこう。 ブラケット機能は、明るさを変更して撮影するAEブラケットのほかに、絞りを変えながら撮影する絞りブラケット、ホワイトバランスを変更しながら撮影するホワイトバランスブラケット、そしてフォーカス位置を変更しながら撮影するフォーカスブラケットがある。

被写界深度が浅いマクロ撮影などでは、絞りをコントロールして被写界深度と背景のボケ具合を調整したいところ。そして一番肝心なのは、ピント位置。そこで役立つのがフォーカスブラケット機能だ。

効果をわかりやすくするため敢えて被写界深度が浅い絞り開放で撮影しているが、フォーカスブラケットによって、撮影した写真の中から最適なピント位置を選ぶことができる。フォーカスセレクトとの違いは、静止画であること、そしてRAWでの撮影が可能であることだ。

一見ピントが合っているようだが、ピント位置が若干奥にある。

ピント位置が少し手前に来た。先ほどの写真よりも解像感が有るように感じる。ある程度絞って撮影していれば、このカットを選ぶであろう。

ピント位置がさらに手前に来たため、ピンボケ写真となった。このようにピント位置が変われば得られる結果もかわるので、何度も試し撮りができない場面では役立つ機能だ。

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情報提供元: クチコミ.jp

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