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X-T2はプロ用一眼レフカメラに匹敵?!好みに合わせたオートフォーカス設定ができる

2017-01-20 19:00:00

富士フイルムのミラーレスカメラ「X-T2」は一眼レフカメラのような外観が特徴で、レンジファインダーカメラのような「X-Pro2」と近い基本性能を持たせつつ、異なるキャラクター作りをしている。

今回は、このX-T2の特徴的な機能を紹介していく。

X-Pro2は、ゆっくりと撮影を楽しむそんなキャラクターのカメラというイメージを抱かせる。趣味性の高いレトロな外観も特徴的だ。

一方、 X-T2は一眼レフカメラのような出で立ちから、高いパフォーマンスを期待してしまうのだが、果たしてどうだろうか?

イメージセンサーに搭載する位相差AFセンサーと、暗所でもピント合わせが可能なコントラストAFを駆使して高速・高精度のオートフォーカスを実現している。そして、力を注いでいるのは、動体を補足する「AF-C」機能だ。

AF-C機能は、単純に被写体を追い続けるだけではなく、被写体の前にある障害物に対してどういう反応をすべきなのか? といった複雑な要素をもっている。単純に常に手前のものを捉え続けると、被写体を見失ってほかのものにピント合わせをし続けてしまうからだ。

そこで、X-T2は被写体の動きに合わせて、5つのプリセットパターンを用意している。

SET 1は汎用性の高い基本設定 SET 2は障害物があるときや、フレームアウトしやすいとき用 SET 3は急加速/急減速する被写体向け SET 4は、急に現れる被写体向け SET 5が前後左右に激しく動く被写体向け となっている。

これらは「被写体保持特性」、「速度変化特性」、「ゾーンエリア特性」のパラメーターで構成されている。このパラメーターをユーザーが独自に設定してオリジナルSETを作ることも可能だ。スポーツ撮影も競技や撮影位置で条件が異なるので、自分にあった設定が作れるのは便利だ。

動画の撮影機能は、新たに高精細な4K(3840×2160ドット)に対応する。フレームレートもNTSCの29,97P、PALの25P、映画に使われている24P、23.98Pをサポートする。

残念ながら撮影時間は約10分までとなり、長時間の記録には向かないが映像作品を撮るなら実用的な撮影時間だ。

動画撮影は、ドライブモードを動画撮影のポジションに設定しシャッターボタンが録画開始・停止ボタンとなる。

設定項目には動画の記録先を2つあるカードスロットから選ぶことができるので、静止画と動画をそれぞれ別々に保存が可能だ。こうしておくことで、静止画・動画の取り込みや管理を楽に行うことができる。

X-T2には、方向キーを含む6つのFnボタンがある。これらのボタンに機能を割り当てて、より使いやすくすることができる。

EVF(エレクトリックビューファインダー)による撮影時には、背面の液晶モニターの表示をライブビュー表示ではなく、今の設定が確認できる表示に切り替えておくとわかりやすい。特にフィルムシミュレーションモードは、効果が強く掛かるので現在のモードを確認しながら撮影したいので助かる。

オートフォーカス機能の充実だけではなく、X-Pro2同様にマニュアルフォーカスの機能も充実している。被写体のコントラストのピーク部分に色付けするピーク表示機能のほかに、デジタルスプリットによるピント合わせも可能だ。

次回は、イメージセンサーの性能をチェックしてみたいと思う。

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情報提供元: クチコミ.jp

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