走っても安定して撮れる!プロ並みの映像が撮れるか?DJI「OSMO Mobile」を実写で検証
2017-03-14 10:00:00
スマートフォンでの動画撮影の天敵であるブレを抑えた滑らかな映像が撮影できる「OSMO Mobile」の使用レポート。
2回目となる今回は、専用アプリ「DJI GO」の機能と実写レポートを行っていく。
OSMO Mobileはジャイロセンサーとモーターで、スマートフォンの向きを一定に保つことで安定した映像が得られる仕組みだ。試しにハンドルを前後左右に振ってみてもスマートフォンは前方を向いたまま。
DJI GOアプリの設定を変更すると、ハンドルの向きに合わせてスマートフォンの向きを変えることもできる。写真のような場合であればゆっくりとスマートフォンも斜め下を向くようになる。
またどちらの設定でもグリップ背面のトリガーを押したままにすることで、グリップの向きに関係無くスマートフォンを固定することもできる。
OSMO Mobileのスタビライザー機能で手持ちでも安定した映像が撮影できるが、歩きながらの撮影では注意が必要だ。 というのも、腕の前後左右の揺れに対してはジンバルで打ち消すことができるが、歩きの上下動は打ちことができない。 そこで歩幅を短くしつつ上体を固定したまま歩くよう工夫する必要がある。
とはいえ普通に歩いた映像はゆっくりと上下動をするだけなので、プロ並みの滑らかな映像にこだわらなければそこまで歩き方にこだわる必要もない。
歩きながらの撮影ではハンドルの逆にした方が安定する場合もあるので、試して見ると良いだろう。
OSMO Mobileを使って走りながら撮影してみた。撮影にはハンドルを上にして低い位置からの迫力のある目線になるよう撮影している。
映像を見ればおわかり頂けるかと思うが、映像が暴れることなく安定している。 通常、スマートフォンを手持ちで走ると揺れで酷い映像になるのだが、OSMO Mobileならこのクオリティで撮影ができる。
DJI GOアプリにはさらに、被写体を追い続ける「アクティブトラック」機能がある。 撮影したい被写体をタッチ操作で囲むと、被写体を認識し自動でスマートフォンが被写体の方を向くというもの。 例えば、自分の顔を認識させれば常に自分が中央に来るようになる。
カメラの向きを気にすることなく移動しながら撮影しているだけなのだが、スマートフォンが自動的に被写体を追い続けている。これは便利な機能だ。
静止画撮影はOSMO Mobileのスタビライズ機能で、夜景撮影も安定して行える。そのスタビライズ機能と、モーター機能を使ったパノラマ撮影は旅行などで役立つ。パノラマ撮影は180°のパノラマと、さらに広い範囲が写る330°の撮影ができる。
さらに上下左右9回撮影するワイドパノラマも便利だ。これらの機能はDJI GOの静止画撮影メニューから設定し、コントローラーのシャッターボタンを押せば自動で撮影が行われる。
OSMO Mobileはブレを抑えた動画撮影はもちろんだが、静止画撮影にも応用が効く。ガジェット好きのための製品と思われがちだが、旅先での撮影などセルカ棒のようにカジュアルに使えるスマホグッズと言えだろう。
関連記事
情報提供元: クチコミ.jp