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ダブルカメラ搭載 HUAWEI honor8 のカメラ機能は撮影時も撮影後も楽しさバツグン

2017-05-10 10:00:00

奥が深いカメラ機能を持つhonor8

スマートフォンには、ミドルハイスペックという高性能かつ価格帯が抑えられているグレードがある。 ファーウェイのミドルハイスペックは、「HUAWEI honor8」(オーナーエイト)だ。 このモデル最大の特徴は、2つのカメラ「ダブルレンズ」だ。

「ダブルレンズ」でいったいなにができるのか、いろいろと試してみた。

●ライカの名は無いものの写りは秀逸

ファーウェイが、2016年末までに日本向けに投入しているダブルレンズスマートフォンは、全部で4モデル存在する。

そのうち、2016年発売のモデルはhonor6 Plusを除いた3モデルとなっている。 さらに、P9とMate9は有名カメラメーカー「ライカ」のレンズを採用し、綺麗な写りをアピールしているのだが、honor8にはライカの名前は無い。 しかし、そんなことを忘れさせるぐらい、綺麗な撮影が楽しめるスマートフォンだった。

●ワイドアパーチャが楽しすぎる

ファーウェイの、ダブルレンズカメラ搭載スマートフォンでいちばん楽しい機能はなにかと言われれば、私は迷わず「ワイドアパーチャ」と答えるだろう。 この機能は、画像を合成することで擬似的に背景ボケを再現する機能だ。 背景ボケは、F値0.95~16相当まで再現できるのだが、F値0.95をデジタル一眼レフで再現しようとすると、何万円もするようなレンズが必要となるうえ、重さも相当なものとなる。 しかし、スマートフォンひとつでそんな背景ボケを気軽に再現できるのがこれだ。

埼玉県行田市にて展示されている、わらアートのキャラクターを撮影してみた。 ワイドアパーチャをオンにしたほうが、明らかに背景がボケていることを確認できるだろう。 この機能を使うことで、被写体をより立体的にし、印象強い撮影が可能となる。

似たような機能は、他社のスマートフォンなどでも実は可能だ。 これらは2枚連続で撮影して合成しているため、合成処理で待たされる時間が長いうえ、ブレてしまう可能性も高いものが多い。 しかし、honor8などのダブルレンズカメラでは、2つのカメラで同時に撮影しているため、背景をぼかした写真をすぐに作ることができるのだ。

なお、「ワイドアパーチャ」は単に撮影時に背景ボケを作るだけではない。

2つのカメラで同時に撮影するということは、全体的にピントが合った写真データと、全体をぼかした写真データの2つを同時に収納しているようなものだ。 したがって、撮影後に写真のピントが合う部分やぼかし効果の強さを変更できるというわけだ。

ラーメンの写真を撮影してみよう。

1枚目の写真では、ラーメンの奥のほうにピントが合ってしまい、ラーメンが撮影したいのか、奥のご飯を撮影したいのかわかりにくい状態となってしまっている。 しかし、「ワイドアパーチャ」で撮影した写真は、ピント合わせの場所を手軽に変更できる。 そのため、ちょっと修正することで、2枚目の写真のように「ラーメン」をメインとした写真に手直しすることができた。

このような機能は、デジカメではなかなかできないだろう。

さらに、ワイドアパーチャでは特殊な効果をつけることもできる。

それは、ワイドアパーチャでピント合わせ“ていない”部分のみに対して、特殊な効果を付与できるというものだ。 例えば背景のみ絵画風にする、色を抜いてモノクロ風にするといった具合だ。 この機能を活用することで、さらに幻想的な写真を作ることだってできる。

●ワイドアパーチャ以外の機能もおもしろい

最大のウリである「ワイドアパーチャ」。 それ以外の機能はどうかというと、それがまた面白い。

例えば、「プロ写真」という機能だ。

スマートフォンでは、非常に珍しいフルマニュアル撮影を可能としている。 操作できる項目は、 ・測光:全体、中心付近、スポット ・ISO(感度):AUTO、50~3200 ・SS(シャッタースピード):AUTO、1/4000~30秒 ・EV(明るさ補正):-4.0~+4.0  1/3刻み ・AF(オートフォーカス):AF-S、AF-C、MF ・WB(ホワイトバランス):AUTO、曇り、蛍光灯、電球、日光、マニュアル(2800K~7000K) といった具合だ。 デジカメでも、高級コンデジやデジタル一眼レフでないと操作できないような設定を操作できる。 スマートフォン対応三脚を用意すれば、水の流れを白糸のように撮影も可能だろう。

ほかには、パノラマモードやHDR撮影、夜間撮影などお約束の機能も当然ながら搭載している。

このように多彩な機能を搭載しているhonor8だが、搭載されていない機能も存在する。 それはフィルムモードだ。 P9やMate9には「鮮明な色」や「ソフトな色」といったフィルムカメラを再現する機能が搭載されているが、honor8にはそれがない。 おそらくは、そのあたりがライカの違いかもしれない。

非常に面白いカメラ機能を搭載したhonor8、店頭などで見つけた際にはぜひ体験してみてほしい。 その面白さは、カメラ好きに伝わることだろう。

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情報提供元: クチコミ.jp

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