ハッセルブラッド10倍ズームで撮影できる「Moto Z Play」はスマホの限界を超えていく
2017-06-19 10:00:00
モトローラのAndroidスマートフォン「Moto Z」シリーズは、独自規格のハードウェアデバイス「Moto Mods」を利用することで、これまでのスマートフォン単体では不可能だった機能の拡張が可能だ。
今回は、大容量バッテリーを搭載する「Moto Z Play」と、スマートフォンで光学10倍ズームレンズのカメラ機能を追加する、カメラモジュール「Hasselblad True Zoom Camera」をチェックしてみたいと思う。
Moto Z Playは、5.5インチの大画面を持つスマートフォンで、発色が綺麗なFHD(1080×1920ドット)AMOLED(有機EL)ディスプレイを搭載する。写真鑑賞にも適したスマートフォンであると言える。
Moto Zシリーズは、リアカバーの下にMoto Modsを接続するための端子があり、対応するMoto Modsがマグネットで背面にピタッと貼り付く、至ってシンプルな仕組みだ。取り扱いが簡単で、ロックするための機構がないので、接続部などのパーツが壊れる心配がない。
背面にカメラモジュールを置くだけで全ての接続が完了する。見た目はデジタルカメラそのものだ。
カメラモジュールの電源ボタンを押すと、面倒な設定もなくMoto Z Playの画面にカメラからの映像が表示された。シャッターボタンはカメラモジュール側にあり、半押しでピント合わせ、全押しで撮影できる。シャッターボタンのまわりにはズームレバーがあり、ズーム操作を行うことができる。
光学ズームは35mm判換算25-250mmと、広角撮影から望遠撮影までこれ1台でこなすことができる。ISO感度は、最大ISO3200の高感度撮影に対応し、1200万画素の高画質で静止画を撮影可能だ。
広角端は25mmなので、一般的なスマートフォンよりも広範囲をデジカメ画質で撮影することができる。
望遠端は、250mmとなる。スマートフォンのデジタルズームを持ってしても、ここまでの高画質は実現することは不可能だ。撮影した写真はMoto Z Playに保存されるため、通常のスマートフォンのカメラで撮影した写真として、SNSやブログなどにすぐに共有できる。
スマートフォンのカメラでは、広い範囲が写りすぎて雰囲気が作れないシチュエーションでも、Moto Z Playとカメラモジュールがあれば、光学ズームで丁度良いサイズにズームをして撮影が可能だ。
カメラモジュールの使い勝手は、デジタルカメラそのものといったもので、オプションパーツのような使いづらさや、面倒な設定の必要がない。スマートフォン本体とカメラモジュールの重さがあるため、コンパクトデジカメらより重く感じるが、写真を撮らない時は外しておくなど使い方の工夫をすれば良いだろう。
Moto Z Playは、SIMフリースマートフォンであるため、SNSが無料で使えるMVNOサービスと組み合わせれば、ネットでも写真を楽しめるようになるので、Moto Modsのカメラモジュールと組み合わせて利用することをオススメしたい。
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情報提供元: クチコミ.jp