本当に大丈夫? スキミング被害は? 安全性は高いが油断は禁物!ICカードの注意点
2017-07-08 10:00:00
iPhone 7で、日本でもApple Payサービスが利用できるようになりました。特に交通系の電子マネーであるSUICAが使えるようになったことにより、飛躍的に利便性が高まったと言えます。
iPhone以外に、Android端末でもモバイルSUICAにQUICPay、iDなど、クレジットカードと電子マネーを連携させたサービスが利用できます。これは、スマートフォンに搭載されるICチップがNFC対応から、よりセキュリティレベルの高いFeliCa対応へと進化したためです。
同様にICチップをカードに埋め込んだクレジットカードや、銀行のキャッシュカードが登場しています。このICチップにより、スキミング被害がかなり減ったと言われています。
しかし、悪いことをする側の技術も進化しており、可能性は非常に低いもののセキュリティレベルの高いICチップ搭載のカードでも、情報を読み取られて、同じ情報を持つカードが作られてしまうことがあるのです。
また、電子マネー系のICカード情報は、リーダにかざすだけで情報が読み取れます。そしてライターを使えば、電子マネーに金額をチャージすることができるようになります。
この仕組みを悪用し、他人の電子マネーの番号を読み取り、電子マネー内に残っている残高を盗み取ることは、不可能ではありません。
特にモバイルスイカは、機種変更の時の端末移行が非常に簡単に行えるため、自分の端末のモバイルスイカをキャンセルされ、別の端末に登録されてしまうと、残高移行が簡単にできてしまいます。
これはnanacoやEdyといったFeliCaタイプの電子マネー、Apple Payに登録してあるクレジットカードの情報が読み取られてしまう可能性が、0ではないと言えるので、初めて行く飲食店や飲み屋などでは、こうした端末による支払いを行わずに、現金で支払いを行うことを意識しましょう。
また、飲食店や飲み屋などのテーブルの上にスマートフォンを置きっぱなしにして離席するといった行為は、絶対にしないようにしましょう。お酒が入ると気が緩みますが、だからこそ注意してください。
海外でのクレジットカード利用時の注意点
クレジットカードはICチップの搭載により、非常にセキュリティが高くなりました。磁気テープ部分を読み取っただけでは、完全にスキミングできたとは言えません。
ただし、互換性の維持のために、クレジットカードは、番号がエンボス加工されて凹凸状になっています。
アナログタイプの機械で、エンボス部分からクレジット番号を伝票に写してサインをすることで購入ができる古いタイプの決済方法を利用すると、そのエンボスの数字部分をコピーされ、見た目がそっくりのカードが作られてしまう可能性があります。
海外では、電子化が遅れている店舗も多く、いまだにアナログなこの決済方法が、いまでも多く使われており、そうした店で偽装クレジットカードを使われてしまうと被害を受けてしまいます。
海外では、ICチップを読み取れるタイプのレジを使っている店でしか買い物をしないといった対策が必要です。
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情報提供元: クチコミ.jp