梱包フィルム、ダンクリップ、メラミンスポンジ 引っ越しの強い味方はコレだ
2017-08-06 10:00:00
最近の引っ越し業者は、梱包までやってくれるなど、充実したサービスを提供してくれる。それでも大事なものは自分で梱包したいし、最後の掃除をしなければならないなど、引っ越しでは、自分がやることも盛りだくさんだ。
こんな大変な引越作業だが、便利で安価な引っ越しお役立ちグッズがあるので、その使い方を含めてご紹介したい。
梱包フィルでらくらく荷造り
「梱包フィルム」と聞いて、どんなものか思い浮かぶだろうか?サランラップのような感じにグルグル巻きになった、ポリエチレンでできたフィルムがこれにあたる。「サランラップのような」と書いたが、強度はラップどころではない。フィルム同士に密着性があるので、縛ったあとにゆるくなってしまうことはない。
養生テープやセロテープのような粘着面があるわけではないので、使用後もベタつかないのも嬉しいポイント。
持ち手がついているので、力を込めた時の巻きやすさが違うのだ。
梱包フィルムを実際に使ってみよう
使い方は簡単。まずフィルムを20cmほど引き出す。しっかり押さえながら荷物に巻いていく。包装物が固定されたら、押しながらフィルムを切り取る。
要は、ぴったり沿うように巻くだけ。
たとえば、引き出し式の小さな収納など、セロハンテープで引出部分を止めてもいいが、粘着剤が残るのが気になるところ。
しかし、梱包フィルムを使えば簡単だ。
すべての引き出しが開かなくなるように、横向きにぐるぐると巻いていこう。引き出し部が2重になるよう巻くだけで、斜めにしても引出はびくともしない。
細々とした小物もまとめ方が難しいので、こういう場合はケースに押し込んで梱包フィルムでグルグル巻きにして、そのまま段ボールに入れてしまおう。これで移動中もバラけることがないし、引っ越し先での開封も簡単だ。
ガムテープはもう古い。ダンクリップ時代の到来
ダンクリップとは、段ボールをクリップみたいに留めてくれる便利アイテム。100円ショップでも売られている。この商品だが、価格は安いがとても便利で使いやすい。特に引っ越しなどで大活躍する。
ダンクリップの使い方
使い方は簡単。本体の裏についているクリップ部分に段ボールの留める部分を引っかけて閉じるだけ。
一見、すぐはずれそうに思えるが、しっかりハマり開かないようになる。
大きな段ボールの場合は2個使えばさらに安心だろう。わざわざガムテープを使って梱包し、開ける時はテープを引っぺがすという手間とゴミが出るのを考えると、かなり環境に優しく、使い勝手のいいアイテムといえそうだ。
お掃除の救世主、メラミンスポンジ
立つ鳥跡を濁さず。今まで住んできた家の掃除は、引っ越しに欠かせない。しかし、キッチンの油汚れから、お風呂場のカビなどなかなかきれいにするのは手間がかかる。
そこで威力を発揮するのが、メラミンスポンジだ。
メラミンスポンジとは「メラミン樹脂」製のスポンジ。最近は、“100均”などでも販売されている。硬く、軽い、白い直方体で、スポンジというよりもウレタンのような見た目だ。
メラミン樹脂の硬さと、微細な脆さにより、モノの表面の汚れを落とし、ポロポロ擦れて小さくなって行く。
まるで消しゴムのような使用感だ。
従来イメージの泡たてスポンジというよりむしろ、使い勝手としてはヤスリかタワシに近い。
こんな汚れにメラミンスポンジ
メラミンスポンジを使用する場合には、洗剤は一切必要ない。少量の水を含ませるのみで掃除できる。それでいて、落ちにくい汚れが面白いように、しかも簡単にみるみる落ちていく。
たとえば、模様の入った型板ガラスなど、ガラス部分の汚れ、キッチンのタイルの壁面などに飛んだ油汚れ、浴室壁面の水垢、小さなアコーディオン網などなど。メラミンスポンジはとにかく便利で威力がある。
強力だけに使い方に注意が必要
ただし、メラミンスポンジも万能というわけではないので注意も必要だ。
たとえば以下のようなケースが考えられる。
・原料が硬質のメラミン樹脂なので、掃除の対象物を傷つける可能性がある。柔らかい樹脂で塗装されたものやプラスチック面、クルマの外装、木製製品等には使用してはいけない。 ・お風呂場の浴槽でもFRP(ガラス繊維強化プラスチック)などの樹脂素材の場合、メラミンスポンジで湯垢を落とすことによって微細な傷をつけてしまうこともある。 ・人には使ってはいけない。火傷のように皮膚に大きなダメージを残すことになる。 ・「削りカス」が出るので、掃除機で吸い取って、まとめて捨てる必要がある。
以上、引っ越しに際してのお役立ちグッズを紹介してきた。これを参考にして、気持ちのよい引っ越し作業をしてほしい。
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情報提供元: クチコミ.jp