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資産運用初心者におすすめのやり方!そもそも何からはじめたらいいの?

2017-08-31 12:00:00

不動産、金、FXは初心者にはおすすめしづらい理由

まずは、初心者におすすめしづらい商品と、その理由に触れておきます。不動産・金・FXはあまりおすすめできません。

まず、不動産(実物)は維持管理が大変で、必要な知識や経験、負うリスクも大きいです。株式で不動産を運用できる「REIT」という商品もありますが、こちらもリスクと利回りの観点から、初心者にはおすすめ出来ません。

金、銀、プラチナをはじめとする貴金属も、運用判断が初心者には難しいです。また、FXなどの為替取引も、難易度が非常に高く、リスクも大きい事から、投資初心者の方にはおすすめ出来ません。また、FXは厳密に言うと「投資」ではなく「投機(トレード)」である、という点にも留意しましょう。

おすすめは「株式」と「債券」

そのため、おすすめは「株式」か「債券」のどちらか、あるいは2つを組み合わせて運用する、という方法です。

<債券運用に向いている人>

資産が急激に増えなくてもいいから、資産を極力「減らしたくない」人です。リスクは最小限に抑えて、ゆるやかなリターンが期待出来ます。

<債券で運用する場合>

債券というのは、一言で言えば国や会社にお金を貸して金利を得るためのクーポンのことです。債券には国が発行する国債や会社が発行する社債などがありますが、迷ったらとりあえず国債にしておきましょう。

国が破綻するリスクの方が、会社が倒産するリスクよりも低く、安全だからです。国債は国が発行する債券なので、日本国債、米国債…というように各国が発行しています。

ただ、日本国債は現在、世界的に見てもかなり金利は低く、米国債など海外国債の方が利回りは高いです。「金利は安くても、日本という国家を信用して」日本国債を買うのか、それとも「高い金利を得るために、その国を信用して」海外国債を買うのか、で決めると良いでしょう。

<株式運用に向いている人>

資産が減るリスクをある程度負ってもいいから、資産を「効率よく増やしたい」人です。リスクは債券よりも大きいですが、効率的なリターンを期待出来ます。

<株式で運用する場合>

運用できる資金の金額と、どこの国、どの業種に投資するのか?で決めましょう。

特定の株価指数に連動する商品など、これだ!と決めて、1つの商品をドカッとまとめ買いするやり方もありますし、「まとめ買いが怖い」という人は積立購入するやり方もあります。

投入できる資金の大きさで考える商品選び

次に、自分が投入できる資金の大きさから、どの商品を買うか決めましょう。

<資金1万円~50万円程度の場合>

「インデックスファンド」の購入がおすすめです。「一括」でも「積立」でもOKです。インデックスファンドとは、例えて言うなら「ブレンドコーヒー(株の詰め合わせ)の豆を粉末状に細かくしたもの」です。

「コーヒー豆販売店」をイメージしてみて下さい。マイルド◯◯とか、リッチ◯◯とか、色々な種類がありますよね?あの豆じゃなくて、「粉」を買うとしましょう。粉だから、「1円単位(1万円以上)」で細かく購入が可能、みたいなイメージです。しかも、お店で買うから、配送料(購入手数料)もかかりません。

例えば「日本株ブレンド」のコーヒー粉なら、「購入・換金手数料なしニッセイTOPIXインデックスファンド」とか、「海外株ブレンド」のコーヒー粉なら、「購入・換金手数料なしニッセイ外国株式インデックスファンド」…という風に、インデックスファンドの中では格安水準のコストの商品を組み合わせて購入すれば、低コストで世界分散投資も可能です。

<資金50万円~200万円程度の場合>

「ETF」を「一括で」購入するのがおすすめです。

ETFとは、例えるならネット通販限定の「高級コーヒーゼリー」のようなイメージ。原料はブレンドコーヒー(株の詰め合わせ)で、ひとかたまりでプラスチックの容器に入って、1個あたり数千円~数万円、という商品があるとしましょう。ネット通販のみの販売のため、別途、配送料(売買手数料)が数千円かかる。だから、一度に出来るだけまとめ買いした方がお得ですよね。

でも、売買コストはかかるけど、維持コスト(信託報酬)はインデックスファンドより安いのがETFの特徴。「ゼリーは腐りにくい!」とかで覚えましょう。世界分散投資なら「VT」、国別の投資なら日本株「1348」、米国株「SPY」・・など、信託報酬も流動性も良好な商品も沢山あります。

また、「生活必需品」「ヘルスケア」など、セクター(業種)別のブレンド(詰め合わせ)も種類豊富です。

<資金200万円超~の場合>

資金量としては、「個別株」(株など単一企業の株式)での組み合わせ構築を検討しても良いレベルです。20万円×10銘柄、という風に分散投資も可能だからです。

ただ、その場合はそれなりの知識が必要で、手間もかかるので、面倒な方は先ほどのインデックスファンドやETF購入がおすすめです。


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情報提供元: michill (ミチル)

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