仕事をする上で欠かせないのが、コミュニケーション能力。人間関係がうまくいかない、人と話すのが苦手など、そもそも他人とのコミュニケーションに自信がない人は多いのではないでしょうか？特に、ビジネスコミュニケーションコミュニケーションでは、感情のやりとりにとどまらず、いかに自分の要件を的確に相手に伝えるか、また相手の話や意図をいかに的確に把握するかが重要なポイントになります。

では仕事においてコミュニケーション能力を高めていくにはどうすればいいのでしょうか。今回はコミュニケーションの達人、元キャビンアテンダントと世界的なカウンセラーの著作の3冊をご紹介します。

ビジネスに必要なことはちょっとした気配り

『仕事も人間関係もうまくいく　「気遣い」のキホン』 すばる舎　￥1,512【2017／9／25時点】

元ANAのキャビンアテンダントが、4,500回にもおよぶフライトで身につけた人間関係のコツを伝授。相手がうれしいと思う「一歩先の気遣い」を解説しています。お金をかけたサービスや大仕掛けのものではなく、さりげない一言やささいな準備、行動が相手の心にひびくということです。

この「少し」や、「ちょっとした」ことが大事なんですね。仕事はできるのに人間関係でつまずく人は、この「少し」、「ちょっとした」が原因であることが多いという指摘は大いにあたっているかもしれませんね。

「少し」 「ちょっとした」 「さじ加減」 がこの著書のキーワードです。　　　　

相手に思わず「YES」と言わせる気配りを伝授

『思わず「YES」と言いたくなる気配りのコツ』 PHP研究所　￥1,404【2017／9／25時点】

自分の要望を伝えながら、相手に気持ち良く同意してもらうための以下の3つの技術を伝授してくれます。 ・相手のWIN（ニーズ）を引き出す ・誠心誠意叶える姿勢を見せる ・自分のWINを提示する 無理に相手にYESを言わせても、それは本当の勝利にはなりません。なぜなら、そういった取引は、一時的なものに終わるからです。相手に思わずYESと言わせられれば、それは次につながり本当の意味での成功につながるのです。

こちらの著者も元キャビンアテンダントだけあって、常に相手の立場に立って行動することを大事にしています。どんなビジネスにおいても、常に相手があることを忘れないことを思い出させてくれる一冊です。

「話す」ことより「聞く」こと重視のコミュニケーション

『職場に活かすベストコミュニケーション―ゴードン・メソッドが仕事を変える』 日本規格協会　￥1,728【2017／9／25時点】

世界各国で、広く受け入れられているコミュニケーションプログラム「ゴードンメソッド」をビジネスに応用した著書です。ゴードンメソッドは、以下の3つの柱からできています。 ・聞く技術 ・話す技術 ・対立を解く技術 その中でも「話す」ことよりも、「聞く」技術に重点が置かれているのが特徴。相手の話をどれだけ聞き、理解できるかで仕事そのものの質や製品、サービスの品質に差がでてくることをおしえてくれます。

無理に相手にあわせるのではなく、いかに自分自身の気持ちに忠実に、相手とかかわっていくかがポイント。誰でも、無理なく実践できそうなのが多くの人の共感を得るゆえんです。　　トマス・ゴードン氏の専門分野はカウンセリングですが、ビジネスコミュニケーションでも大きな助けとなっています。仕事を成功させるためにも、まずはコミュニケーションの達人の著作を読んでみてくださいね。

あなたの周りに、コミュニケーションがうまいと感じる人はいませんか？仕事を成功させるためにも、まずはコミュニケーションの達人の著作を読んでみてくださいね。その人たちをよく観察してみると、いずれも相手をよく見ていること、相手の立場をよく理解していることに気が付きます。人と人がかかわるビジネスを成功させるには、苦手な人ともコミュニケーションを図らなければならないときもあります。

仕事を成功させるためにも、まずはコミュニケーションの達人の著作を読んでみてくださいね。