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サムスン「Gear VR」を覗けば未来が見られる? スマホ用VRゴーグルの実力をみた

2016-10-03 19:00:00

その場に居るような体験は可能か?

サムスンが出しているVRゴーグル「Gear VR」は、1万円台半ばと安価なモデルだ。 「Gear VR」は、スクリーンや操作にスマホ(Galaxy S6/S6 edge/S7 edge)を使うことで、高級VRゴーグルと同等以上の臨場感を実現しているのだ。

今回は、「Gear VR」は、実際にどのように見えるのか、チェックしてみよう。 VRゴーグルの最大の特徴である「その場に居るような臨場感」は、どのように得られるのだろうか。

「VR」ってこんな感じ?――を体験

Gear VRに対象スマホ((Galaxy S6/S6 edge/S7 edge)をセットし、ゴーグルを覗くことで、Gear VRは自動的に起動する。いちいちユーザー側で何かしなければならないという面倒な操作はない。 この辺はさすが、「専用機」だなという印象だ。 それでは、どのように見えるのか、実際にチェックしてみよう。

最初に起動すると、注意が表示される。 その後、ホーム画面が表示されるのだが、まるでリゾートホテルのリビングのような空間に移動するのだ。

目の前には、大きなスクリーンが表示され、さまざまな操作が可能となっている。さらに後ろを向くと、快適そうなソファーなどがあり、さながら高級リビングに実際に居るのかのような体験が可能だ。

この「後ろを向く」というのが重要だ。 実際に首を動かして上下左右に動かすことで、見えているものもリアルタイムで体の動きに追随する。 そのため、「ここにいる」感覚を得ることが可能なのだ。

ちなみに、本記事での画像はスクリーンショット機能を利用した上で、おおよそ半分に切った状態に加工している。 実際には、両目で見えるように、やや視界をずらした表示が2枚表示されている。

実際にコンテンツを体験!

それでは、「Gear VR」で実際のコンテンツを体験してみよう。 「Gear VR」には、それ専用のアプリが用意されている。それらは、「ストア」にあり、好きなものを選んで購入するという仕組みだ。 購入したアプリは「ライブラリ」に入っていき、そこから起動するという流れとなる。

なお、Gear VR本体横の操作エリアを利用することで、 ・タップ→見ている中心部を選択 ・スワイプ→ページ切り替え となるため、操作に困ることはなかった。 しかし、タップの感度が良すぎるのか、スワイプしようとしてタップ(選択/決定)してしまうことがたびたびあった。慣れるまでは慎重に操作したほうが良いだろう。

それでは、実際のコンテンツはどのように見えるのだろうか。 例えば、レースゲームで使用車を決める場合、まるでカーディーラーに居るかのように並んでいる自動車を見て回ることができる。 また、動画アプリでは、その場に居るかのように動画内を見回すことができる。 動画アプリを使うことで、「あれ?ここに居るのかな」という不思議な体験ができることは間違いない。

さらに、世界各地の写真が見られるアプリでも、まるでその場に居るかのような臨場感を得られた。 上を見れば空があり、下を見れば地面がある。そういったごく普通のことが部屋にいながら体験できるのだ。

チュートリアルも充実

「Gear VR」がスゴイというのはわかったが、気になるのは操作性だ。 スマホやタブレットに慣れているユーザーでは問題ないだろうが、そもそもスマホ操作に不慣れな人に対して「使ってみましょう」というのは、やや不親切だ。 しかし、「Gear VR」では、そのあたりも十分に考えられている。 充実したチュートリアル機能があり、ゲーム形式で操作を学べるようになっているのだ。 時間も数分で終わるため、おおよそ10分後には、Gear VRの操作をマスターしているというワケだ。

ちなみに、「Gear VR」では、スクリーンショット撮影や動画撮影機能がある。 ユーティリティー設定から「スクリーンショット」や「動画を撮る」で利用できる。 スクリーンショット機能を使うことで、現在見えているものを、そのまま画像にすることができるのだ。

とにかく体験するべし

ここまで「Gear VR」について書いてきたが、文字と画像では本機器の魅力は3割程度しか伝わらないのではないかと思っている。 それだけ、「ぜひ体験して欲しい」ということを一番伝えたい。

店頭などで、「Gear VR」を手に取れる機会があったら、ぜひとも体験してほしい。 数分体験するだけでも、「Gear VRすごい!」がわかるはずだ。

なお、対応スマホ(Galaxy S6/S6 edge/S7 edge)を持っているユーザーは購入するべきアイテムだ。 間違いなく未来体験を得られるだろう。

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情報提供元: クチコミ.jp

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