最新版となるiPhone　7/7　Plusが発売された。 iPhone　7は、iOS10の搭載、ホームボタンのタッチセンサーへの変更、防水・防塵の採用、FNCでのApple　Pay決済対応など、発売前の予想に反して、多くの変更が実装されたモデルだ。

特に、日本向けモデルは、決済サービスApple　Pay対応にあわせて、日本の国内仕様のSuicaに対応した。 このことで、おサイフ機能やモバイルSuicaなどを利用している人は、Androidスマートフォンしか選べばないという状況を解消できたことになる。

現時点（2016年11月現在）で、iPhone（国内版）が対応しているのはSuicaだけだが、対応サービスは順次増えるとの予想もあるので、日本におけるiPhone（国内版）の利便性は大きく向上されていくと言えるだろう。

iPhone 正面

iPhone　7は、4.7インチディスプレイを搭載したミドルサイズのiPhoneだ。 現在、ミドルサイズのディスプレイというと、Androidスマホの5～5.2インチをイメージするが、iPhoneでは、一回り小さい4.7インチディスプレイを搭載している。

iPhone　7は、7.1mmと薄型ながら、上下ベゼルがやや大き目だ。 iPhone　7の本体は、Androidスマホの5～5.2インチモデルと同等サイズといえだろう。 Androidスマホに比べて画面は一回り狭くなるわけだが、操作性や視認性で画面の狭さを感じさせない、それは、iOSのUIデザインの優れたところでもある。

とはいえ、iPhoneも高機能、多機能化の進化を続けており、次期iPhone　8では、5インチモデルが追加されるのでは？　という噂もでるほど、画面サイズの狭さは今後の課題でもあるだろう。

本体下部に、TouchIDの指紋認証と、アプリ起動や終了などを行うホームボタンがある。 今回のiPhone　7シリーズから、物理ボタンではなく、感圧式センサーボタンに変更されている。

感圧式センサーボタンの操作自体は、すぐに慣れると思われるが、この変更により、iPhone　6s以前とホームボタンからみの操作性も一部変更されている。 旧来のユーザーにとっては、こちらのほうが戸惑いを感じるケースは多いかもしれない。

iPhone 7の背面

iPhone　7の背面は、iPhone　6/6sと大きな変更はない。 上部左に1200万画素のカメラを備える。

最も大きな変更点は、下部のiPhoneロゴの部分だ 実は、Suicaに対応したことで、総務省認定のクレジットが追加されているのだ。 iPhoneのクレジットは統一されてきたが、この刻印により、日本版だけは漢字表記もあるクレジットとなっている。

iPhone 7の側面

iPhone　7の側面は、iPhone　6/6sと大きなかわりはない。 左側面は、着信/サイレントスイッチ、音量上下ボタンを備える

右側面は、電源ボタン（スリープ/スリープ解除ボタン)、SIMカードトレイを備える。

SIMは、nanoSIMサイズとなる。

iPhone 7の上面と底面

iPhone7の上面はiPhone　6/6s同様にシンプルだ。

iPhone　7の底面は、ヘッドフォン端子が廃止だれた点が大きな変更点だ。 iPhone　7は、ヘッドフォンは、以下の3通りで接続することになる。 ・Bluetoothなどの無線接続 ・Lightningコネクタ直結で接続> ・Lightningコネクタ変換アダプタで接続

●主な仕様 液晶画面　：1,334　x　750 解像度 　：4.7インチ　326ppi 3DTouch 　：あり サイズ　　：67.1mm×138.3mm×7.1mm、138g CPU　　　　：Apple　A10　Fusion　M10モーションコプロセッサ ストレージ：32/128/256GB 　　※ジェットブラックは32GBなし カメラ 　　：アウト　1,200万画素　f1.8　最大5倍デジタルズーム 　　イン　　700万画素　f2.2 ビデオ撮影：4K撮影(30fps)、1,080p　30fps・60fps 光学手ぶれ補正 ；あり SIMサイズ　：nano-SIM コネクタ　　：Lightningコネクタ 　　　　　ヘッドホンジャックなし 通信方式　　：GSM/EDGE 　　　UMTS/HSPA+ 　　　DC-HSDPA 　　　CDMA　EV-DO　Rev.　A 　　　VoLTE 　　　NFC 　　　Felica Wi-Fi 　　：802.11a/b/g/n/ac LTE 　　：4G　LTE-Advanced（最大450Mbps） Bluetooth　　：Bluetooth　4.2 Touch　ID　　　　:第2世代(指紋認証) タッチ式 Apple　Pay　　　:対応 防水/防塵　：IP67

感圧式ホームボタン、イヤホンジャック廃止、防水・防塵対応、Suica対応など、新iPhone　7は、物理要素を削り、故障や物理トラブルを軽減できる、より電子化したスマートフォンとなったと言えるだろう。

次回は、iPhone　7の変更点を詳しくみていく。

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