SONYのミラーレスα6500 APS-C最上位機種に恥じない多数の機能が追加
2017-03-08 10:00:00
今や、カメラ市場の中でも存在感を出してきた、ソニー。カメラグランプリにも「α7R Ⅱ」が選ばれるなど、注目を集めている。
そんな中でも人気のシリーズが、αシリーズ。今回紹介するα6500は、α6000、α6300と続くシリーズ最上位に位置づけられる、フラッグシップモデルだ。
従来機から引き継がれる大きな特徴の一つが、「4Dフォーカス」システム。425点の像面位相差AFセンサーは同社によれば世界最多で、画面のほぼ全領域をカバーする。
進化したフォーカス性能と5軸ボディ内手ブレ補正
さて、本機の大きな目玉が5軸ボディ内手ブレ補正だ。上下左右のシフト補正に加え、ヨー、ピッチ、ロールの角度、回転ブレも補正。5軸手ブレ補正を内蔵するのは同シリーズ初の機能で、メーカー発表によると5段分の補正が可能。
レンズ補正がかかる場面ではヨー、ピッチの2軸をレンズ側で、残り3軸をボディ側で補正する。よりチャンスを逃しにくく、失敗しにくい一台になったといえるだろう。
SONYのデジタル一眼最上位機種として
α6500では、タッチパネル操作も可能となった。メニューのタッチ操作やフォーカス位置変更などが、タッチパネルで行えるようになり操作性が向上している。
操作面では、カスタムボタンが増え、位置が変わったのもより使いやすくなった変更点だろう。
前述のフォーカス機能にも表れているが、動画撮影に関する機能も大幅に強化されている。
4K動画撮影が可能なのは従来機同様だ。撮影、記録のフレームレートを変えてスローモーション、クイックモーション撮影が可能となっている。静止画切り出しの機能も加えられ、動画撮影と静止画の撮影を切り替える手間も軽減された。
連写性能は秒間11コマと変化ないが、バッファメモリの強化により連続撮影の枚数は300枚以上にまで向上し、動く被写体でもチャンスを逃さない。そのほか、測光モードや測光位置を変更する機能が加わり、常用ISO感度も拡大し高感度域での描写力が増しており、幅広い撮影が可能となっている。
α6500は、同シリーズの最上位機種に恥じない性能だ。2016年12月現在での実売価格は、15万円前後となっている。フルサイズで上述のような機能を求めるのであれば、より高価格になるのは間違いないので、APS-C画質で十分ならば有力な選択肢になるだろう。
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情報提供元: クチコミ.jp