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空いた時間にサクッと読める!小説の初心者におすすめな多ストーリーの短編集3選!

2017-05-31 18:00:00

皆さんは普段、どんな本を読みますか?ジャンルは様々ありますが、その中でも小説はページをめくるごとに物語に没頭していくことができて、面白いものです。

一方で、小説をあまり読んだことがない人もいるでしょう。

「読んでみよう!」と思って、有名な小説を手に取ったものの、言葉が難しかったり、ページ数が多かったり…。どれを読めばいいのか、悩みますよね。

そこで、おすすめしたいのが短編集。通勤の電車など、空いた時間ができたときにサっと読めちゃいます。また、一冊で多くのストーリーが楽しめるのも、嬉しいポイントです。

今回は、人気の短編集を

・恋愛 ・ミステリー ・家族

のジャンル別でそれぞれ紹介していきましょう。

繊細に揺れ動く恋心を描く「こぼれ落ちて季節は」/加藤千恵

「こぼれ落ちて季節は」は、10~30代の、男女間で揺れ動く感情を繊細に描いた短編集です。

冒頭のストーリーでは、大学進学を機に上京してきた少女「愛」を中心に、恋愛を描きます。「愛」は、大学のサークルの先輩・「新野」に恋ををします。しかし、彼が「愛」を好きなのか分からない…。

一方、都会育ちで、「新野」と同級生の「那美香」も、彼のことが気になっています。3人の関係がたどり着く先は…、目が離せません。

今まさに恋をしている人も、そうでない人も、思わず感情移入できる短編集です。

加藤千恵は、小説家であるとともに、歌人でもあります。揺れ動く人の微妙な心情を、分かりやすく、それでいて巧みに表現する作風が高く評価されています。

テンポのよい短編ミステリー集「素敵な日本人」/東野圭吾

「素敵な日本人」は、日常のけだるさをほぐしてくれる、短編のミステリー集。テンポのよい文章で、すんなり読み進めることができます。

冒頭のストーリーは、お正月の初詣という、誰にでも身近な行事を背景に巻き起こる騒動を描きます。話は、舞台となる町で町長が神社で倒れているところから始まります。警察は事件として調べていきますが、ストーリーの結末は意外な展開を迎えることに。

東野圭吾は、「容疑者Xの献身」で直木賞と本格ミステリー大賞をそれぞれ受賞したベストセラー作家。作家版の長者番付でも上位に名を連ねるなど、輝かしい実績を誇っています。

人生の閉じ方を描く「終の日までの」/森浩美

「終の日までの」は、誰も避けることのできない「死」について、さまざまな角度から向き合う短編集です。

冒頭のストーリーは、母が他界した5年後に、1人暮らしの父がなくなったところから話が始まります。

納骨を済ませた子どもたちは実家に集まり、遺品整理を進めます。そこで、子どもたちは初めて父の家族に対する思いを知ることになるのです。

森浩美は、小説家の他にも、作詞家や脚本家とマルチに活躍をしています。SMAPの楽曲を、いくつか作詞したことでも話題になりました。

どの作品も、短時間でサクッと読めるのに、グッと読者を引き込む面白さがあります。短編集にハマることができたら、長編にもチャレンジしてみるといいかもしれません。

今回紹介したもの以外でも、面白い作品はたくさんあります。さぁ、あなたも小説デビューしてみませんか?

情報提供元: クチコミ.jp

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