いつ送る?何を書く?品物は?知っているようで知らない暑中見舞いのマナーとは
2017-05-31 16:00:00
夏の挨拶といえば、暑中見舞い。
毎年夏になると、普段からお世話になっている人に暑中見舞いを出すなんて人もいるのでは?
でも、暑中見舞いがどういうものか、意外と知らないもの。
そこで、 ・暑中見舞いの目的 ・送る時期 ・喪中でも出していいのか ・文章の基本構成 ・喜ばれる贈り物 といった、意外と知らないマナーを紹介していきましょう。
目的は「相手への気遣いと近況の報告」 お中元を忘れてしまった人にも
暑中見舞いは、暑い時期に普段は会えない相手を気遣い、こちらの近況をハガキで伝えるもの。引っ越しや結婚、出産などを伝えるにはいい機会です。
また、お中元を送り忘れてしまった場合でも、熨斗(のし)を「暑中見舞い」または、「残暑お見舞い」とすれば、自然な形で送ることができます。
「暑中見舞い」は梅雨明け~8月7日 「残暑見舞い」は8月8日~8月末
では、暑中見舞いと残暑見舞いは何が違うのでしょうか。実は、送る時期が違うだけで、内容は同じなのです。
一般的に、 ・暑中見舞い …梅雨明け~8月7日(立秋頃)まで ・残暑見舞い … 8月8日(立秋頃)~8月末頃まで といわれています。
ただ、暑さが続いているようであれば、残暑見舞いは9月上旬まで出しても構いません。
喪中で出しても大丈夫!
暑中見舞いは、喪中でも出して良いという考え方が一般的。寒中見舞いと同様、季節のお見舞いだからです。
また、暑中見舞いと残暑見舞いは、そのどちらか一方を出せばよく、両方出す必要はありません。
暑中見舞いの文章は?
さて、暑中見舞いには、何を書いたらいいのでしょうか。基本的には、
1暑中見舞いの挨拶となる言葉 「暑中お見舞い申し上げます」といった定型文。
2時候の挨拶 「暑い日が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか」など、相手を気遣う。
3書き手の近況報告 「おかげさまで家族一同元気に過ごしております」など、近況の報告。結婚・引っ越しなどのお知らせ。
4相手の体調を気遣う言葉 「これからも暑さが続きますので、くれぐれもご自愛ください」など、相手の健康を祈る。
5日付け 「平成二十七年 七月」など。日にちまで正確に書く必要はなし。
以上のような構成にするのがいいでしょう。
「4」で良くあるのが、「お体ご自愛ください」と書いてしまう間違い。「ご自愛ください」だけで、「健康に気を付けてください」という意味になるので、重複した意味・内容にならないように注意しましょう。
贈り物はカタログギフトが人気 季節感のあるジュースやアイス・ゼリーも
暑中見舞いは、挨拶のハガキだけでもいいですが、それに品物も添えると、いっそう感謝の気持ちが伝わるもの。
せっかくなら、相手に喜んでもらいたいですよね。
ここでは、人気の品物を紹介します。
・カタログギフト どの商品にするか、選ぶ楽しみがあります。
・洋菓子 ギフトの定番です。特に女性からの人気が高いようです。
・アイス、ゼリーやジュース 季節感のある冷たいものは、やはりうれしいもの。
・酒類 事前に好みのお酒を聞いておくと、とても喜ばれるでしょう。
暑中見舞いは、相手を気遣う気持ちから始まった季節のご挨拶で、いわば「年賀状の夏バージョン」のようなものともいえるでしょう。
ただ、年賀状ほど暑中見舞いを出す人は多くはないですよね。だからこそ、受け取った人にとっては、より感謝の気持ちが深く伝わるものだと思います。
今まで送ったことのない人も、そうでない人も是非、今回紹介したマナーを踏まえて、今年は暑中見舞いを送ってみましょう!
情報提供元: クチコミ.jp