スマートフォンは熱さには弱い!スマホが発熱する理由とスマホを守る熱対策
2016-09-21 10:00:00
とうとう夏も終わりとはいえまだまだ暑さに参っているという人もいると思います。夏バテなんて言葉がありますが、最近は秋でも暑さに体が参ってしまうことありますよね。そして暑さに参ってしまうのは、何も人だけではないのです。
そう、暑さは人に影響を与えるのと同じようにスマホなどのデジタル系ガジェットにも影響を与えます。特にいつも持ち歩いているスマホは、故障やトラブル発生を防ぐためにも熱対策をしておくことをおススメします。
氷点下など温度が低温過ぎるのもまた問題ですが、何よりも大敵なのが高温。そしてスマホは、長時間負荷を与える処理を行うとプロセッサーが発熱し、熱は足し算で温度が上がっていきますから、スマホの内部温度が、どんどん上がっていってしまうのです。
スマホが発熱する原因を防ぐ方法
スマホが発熱をするケースとして、いくつかの理由が考えられます。まずそれについて説明します。スマホの発熱の原因として考えられるのが以下の行為です。
1)プロセッサーに負荷のかかる処理を長時間し続ける グラフィックスは2D表示ながらも、内部的にプロセッサーに負荷のかかる処理が必要になるソーシャル系のアプリ、Twitter、FacebookといったSNSを長時間見つつ、コメントやチャットを行っているようなケース。これは長時間というのがポイントです。 通常、数分程度、この手のアプリを使っていたとしても、高温になるほどの処理には至らないため、スマホが熱くなるなんてことはないでしょう。しかし、時間が経過し過ぎると、スマホの排熱処理が追い付かなくなってしまうため、排出しきれない熱が内部に溜まっていってしまいます。その結果、高温になってしまうのです。 また、複数のアプリを同時に立ち上げているようなケースも発熱の原因になります。
2)グラフィックスに負荷の高いゲームを遊び続ける 最近のスマホは、携帯ゲーム機並みかそれ以上のクオリティで3Dゲームをヌルヌルな映像でプレイすることができるようになっています。これはスマホに搭載されるグラフィクス処理専用のチップ(GPU)が高性能なものになってきたためです。この3Dグラフィックスの処理も発熱の原因になります。夢中になって長時間プレイしていたら、スマホが持てないくらい熱くなってきたなんてことになります。
3)高解像度の動画を長時間再生し続ける 最近のスマホは高性能化が進んできており、フルHD(1920×1080ドット)といった高解像度の動画を滑らかに再生することができます。そして巷では、Amazonのプライムビデオ、huluやU-NEXTなど、一定額で動画が見放題というサービスがたくさん提供されています。こうした動画の長時間再生も発熱の原因になります。
バッテリーへの充電も発熱する原因になる
スマホのバッテリーに関しても、注意しましょう。実はバッテリーを充電する際にバッテリーが発熱し、その熱がスマホ内部に溜まることでスマホが熱くなってしまうことがあります。常にスマホを充電スタンドに差したままで、デスクワークをしているような人を見かけますよね。夏場は、あれも発熱の原因になっていることがあるのです。 また、寿命が近くなってきたバッテリーや劣化がはじまったバッテリーは、充電時に通常よりも発熱が多くなることもあります。充電時に異常なくらいスマホが熱くなるような人は、新品のバッテリーに交換するといいかもしれません。
温度管理ツールで適切にクールダウン
スマホの発熱で困っているという人は意外にも多くいます。その対策として、最も手っ取り早いのが「CPUクーラー」と言われるアプリをスマホに導入する方法です。こうしたツールは、CPUの温度監視を行い、必要のないサービスを停止するなどしてCPUの温度を適正になるまで下げてくれます。
ただ、こうしたアプリは、搭載するCPUやAndroidのバージョンの違いによってインストールできたり、できなかったりします。また、使用されている機種によっては、効果にも差があるようです。
こうしたクールダウン用のアプリには、いくつかの種類がありますので、使用しているスマホに対応したアプリを選びましょう。
Android用では「CPU Cooler Master - 携帯電話クーラープロ」というアプリが人気のようです。インストールする前に、ユーザーのレビューなどを参考にするといいでしょう。
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情報提供元: クチコミ.jp