TBSラジオ 「テンカイズα」にて紹介された株式会社Neo 鈴木修一代表の考える今後の日本の建築業界における人材確保や後継者問題、そして海外展開とは?
2021-05-17 15:00:14
テンカイズα
この番組は、TBSラジオで放送中「テンカイズ」の番組内だけでは紹介しきれない
アツイ人たちをYouTube限定で紹介して行く番組。様々な業界で活躍する人に迫ります.
今回のゲストは住宅の外壁を取り付ける事業など建築業界で活躍する株式会社Neo 代表 鈴木修一さんです。
宇賀なつみアナウンサー(以下、宇賀):「お仕事で大切にされていることは何ですか?」
鈴木修一さん(以下、鈴木):「顧客満足度を意識しています。やはり住宅関係は値段も高いので、お客様が「このお金を出してよかったな」と思えるように努力しています。」
宇賀:「そのために必要なこととは何だと思いますか?」
鈴木:「仕事内容とは関係なくなってしまうのですが、お金の価値観ですね。お客様が汗水流して働いて得たお金を、高い買い物である家購入のために使うので、お金の価値観がわからなければ家の価値も施工している側としても見えてこないからです。」
宇賀:「建築業界などは高齢化が進んでいて人材不足が問題になっていると聞くのですが鈴木さんはどう感じていますか?」
鈴木:「建築に関わらず全体的に人材不足だと思っています。私たちの業界もすごい人材不足で、なかなか新卒の方にきてもらうのは難しいです。そこで技能実習制度の活用としてベトナムから研修生や実習生にきてもらって人材不足のところは補うようにしています。」
宇賀:「実際にきてもらってどうですか?」
鈴木:「言葉で教えても伝わらないので、実践で教えるのですが慎重じゃないところがあったりと文化の違いで伝わりづらい部分があります。慎重にやらなきゃいけない理由はさっきお話しした通り、大切なお金でお客様は家を買っていて、それをしっかりと形に変えるには慎重にやらないといけないということ。その購入者の思いを説明しないとわかってもらえないのかなと感じていますね。長い目で見るという意味でも、良くなっているところは認めて、ダメなところはもう一回教えてあげるというスタンスでいます。」
宇賀:「後継者の問題で悩んでいるところも多いと思いますが、どうやって解決していけばいいと思いますか?」
鈴木:「先ず、日本は人材不足なので後継者の人材は生まれないと思います。我が社含め日本全国の何千万社の中で海外の実習生・研修生が働き、自分の国に戻ってから、もう一度、日本に戻って働きたいと思って実際に戻ってきてくれた時に初めて後継者が生まれると思います。」
宇賀:「そうですよね。日本は単純に若い人たちの数が減っているので、そうゆうことをしていかないと難しいですよね。」
鈴木:「自分の国で大学を出て学歴を持った人は日本に入りやすいですが、そうではない人も実習生できます。そうゆう学歴が無い外国人たちも日本で長期で働けるなど働きやすい環境づくりができてくると、もう少し開けてくるかもしれないですね。」
宇賀:「鈴木さんの今後の展開を教えてください。」
鈴木:「何年かかるかわからないですが、海外展開したいです。我が社だけでなく日本全体で海外展開に持っていけたらいいですね。海外で日本の住宅に興味がある国がたくさんあるので、そこに向いていけたらなと思っています。せっかくベトナムなどの外国人も実習生などできているので、それと共に私たちもその国に足を運んで日本の技術を海外へ持っていければ、もっと大きいものが生まれると思っています。」
宇賀:「そうですよね。せっかくなら日本を全体的に元気にしていきたいですよね。
ありがとうございました。」
テンカイズ
TBSラジオで毎週水曜日よる9時から放送中。
FM905、AM 954、TBSラジオも視聴可能
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情報提供元: マガジンサミット