ウィズコロナはこの絵本・楽曲と共に過ごす!オススメのウィズ絵本&ウィズ楽曲
2021-09-28 10:00:48
予想以上に長引くコロナ禍。新型コロナウイルス対策分科会の会長、尾身茂さまも、「ウイルスとの闘いは続く。正確には神のみぞ知ることだが、2、3年プラスかかると思う」と語っておられました。
思っていた以上に長い道のりになりそうなコロナ禍。その禍の期間を少しでも楽に、癒されながら過ごして頂くためにご提案したいのが、絵本であり音楽であります。手軽で、数分間で効果あるところが両者の最大の魅力でございます。
そこで今回は、ウィズコロナ時代にオススメの絵本と楽曲をご紹介させて頂きます。
まずは、絵本。
コロナ禍の中で出版された絵本、何冊もございますが注目を集めていたのは、こちら。
「会いたくて会いたくて」(作:室井 滋 絵:長谷川 義史 出版社:小学館)
でございます。こちらの絵本は、女優の室井滋さまが1回目の緊急事態宣言の時に書き下ろしたものに、人気絵本作家の長谷川義史さまが絵を描いた作品でございます。大人も癒される絵本として、大切な人へのプレゼントとしても人気の絵本でございます。
さらに、絵本トレンドライターとしては、最新の絵本の中から一冊!
『そらから おちてきてん』(作:ジョン・クラッセン 訳:長谷川義史 出版社:クレヨンハウス)
こちらは今年9月に出版されたばかり。とにかくアートな絵本でございます。
アート好き・文学好きの大人に刺さる絵本でございます。これまで絵本を読む習慣のない大人の方に是非、騙されたと思って読んで頂きたい絵本でございます。
まずは、作者の肩書から。1981年カナダ・オンタリオ州ナイアガラフォール生まれ。なかなかのイケメンでございます。アーティスト系のイケメンでございます。はじめて文と絵を手がけた絵本『どこいったん』(クレヨンハウス)は、2011年にニューヨーク・タイムズベストセラー、さらにドクター・スース賞オナー賞などを受賞!さらに2作目の『ちがうねん』(クレヨンハウス)は、2013年にコールデコット賞とケイト・グリーナウェイ賞をダブル受賞!2つとも絵本の世界では最も権威のある賞で、ダブル受賞は絵本史上初でございます。そんなジョン・クラッセンさまの最新作でございます。
内容はというか感想は、世の中、いつ何が起こるかわからない。でも、悪いことばかりじゃない。ちょっとホッとできる、そんなお話でございます(私個人の感想でございます)。お話自体は、空から落ちてくる岩、宇宙人が登場するお話です。とてもシンプルでとても不思議で哲学的、大人好みでございます。感想は、人によって相当変わってくるかと。読んだタイミングによってもかなり感想が変わってくるのではないかと存じます。
そして今度は、音楽でございます。
音楽もコロナ禍で発表、リリースされた楽曲、たくさんございます。一番有名なのは、星野源さまの「うちで踊ろう」ではないかと。KREVAさまの「Fall in Love Again feat.三浦大知」は、コロナ禍を乗り越えて、また一緒に集まろうというファンや仲間への思いをラブソングとして表現した楽曲でございます。先ほどご紹介した『会いたくて会いたくて』に近いものがございます。
そして、最新でオススメなのは、「567-8」でございます。日本語、英語、そしてオードリー・タン大臣のコロナ対策でも注目を集めた台湾の台湾語、この3か国語で構成された楽曲でございます。まずは是非、M V(動画)を見て欲しいのでございます。日本語、英語、台湾語のミックスが超新鮮でございます。
アーティストは、「Make your Sound feat. O.J」。どこの国の人?でございます。Make your Soundは、シンガーソングライター“Takuro”のソロユニットでございます。10代でアイドルグループに所属していたこともある日本人で、コロナ禍の2020年7月にMake your Soundという名前でソロ活動をスタート。アジア各国のアーティストの楽曲を自らアレンジ・カバーし積極的にYouTubeにアップされております。コラボしているO.Jさまは、台湾人シンガーソングライターでございます。世界各地で同じ敵(コロナ)に立ち向かっているというグローバルな視点を込めているとのこと。最後になりましたが、この楽曲のコンセプトは、「自分の選択肢は増やせて変えられる」、今でも自分たちは無限大に可能性を増やせて選べる、コロナに負けないというメッセージが込められております。
ウィズコロナ時代は是非、ウィズ絵本、ウィズ楽曲でお過ごし頂ければと存じます。
(文:絵本トレンドライター N田N昌)
情報提供元: マガジンサミット