モノクロ撮影がオモシロイ!「HUAWEI P9」のカメラは本格デジカメか試してみた!
2016-11-21 19:00:00
思わず撮りたくなるカメラの決定版!
大手スマホメーカー「Huawei(ファーウェイ)」の、高性能スマホ「HUAWEI P9」。このスマホの売りは、1200万画素のメインカメラを2つ搭載した「ダブルレンズカメラ」だ。 さらにカメラ処理ソフトウェアは、世界的大手カメラメーカー「ライカ」と共同開発し、まさにデジタルカメラそのものの撮影と言っても過言ではない性能に仕上がっているという。 果たして、そのぐらいデジタルカメラ風なのか、実際に撮影して試してみた。
●起動も表示も早い 「HUAWEI P9」のカメラで最初にびっくりしたのは、レスポンスの早さだ。サッと取り出して、カメラを起動する、そのまま撮影し、ギャラリーで撮影した写真を確認する。こういった一連の動作をまったく待たせないのだ。 例えば、ダブルレンズカメラで前モデルに位置する「HUAWEI honor6 Plus」では、背景をボケさせるワイドアパーチャ機能で撮影したのち、ギャラリーに移動すると読み込みで少し待つ時間があった。しかし、「HUAWEI P9」ではこの時間が皆無なのだ。 このサクサクした動作で、写真を撮るときのストレスも無く撮影できると感じた。
●多彩な撮影モードだが…?
「HUAWEI P9」は、多彩なカメラモードを備えている。例えば、2つのカメラで撮影した写真を組み合わせる「ワイドアパーチャ機能」では、背景をF0.95までぼかすことが可能だ。F0.95というのは、一眼レフカメラでも極めて高性能なレンズにのみ搭載される数値(通常はF3.5前後~)で、この数値が小さければ小さいほど、背景がボケるといっても良いだろう。 また、ダブルレンズカメラのうち1つはモノクロで撮影しているそうだ。そのため、通常のカメラよりもより陰影の処理が上手くできる。 実際にモノクロモードで撮影してみたところ、「これ、デジカメで撮影したよね」といえるようなクオリティの高い写真が撮影できた。 他には、色みを変えるモードや、フィルムモードを3種類から選択できるモード、ISO(感度)やシャッタースピード、ピントなどをマニュアル操作できるプロモードも備えている。
唯一気になったのは、操作のUIだが、スマホを横にしても、UI自体は縦のままなのだ。これは若干不自然と感じたので是非とも改善して欲しいと思う。
●実際の作例をチェック! それでは、筆者が屋外に出て実際に撮影してみた作例をチェックしてみよう。原則として、 ・ホワイトバランス オート ・露出補正 なし で撮影している。 また、当日の気候条件は曇りだったため、ややメリハリの少ない写真になっていることをお伝えしておく。 画像は1280x960にリサイズ、それ以外は無加工だ。
スマホカメラでは、「明るく写す」「コントラストを強めにする」「色合いを強めにする」という傾向が強い。 しかし、「HUAWEI P9」はスマホカメラというよりも、デジタルカメラのような風合いに写るチューニングがされているようだ。そのため、最初はスマホカメラとは違う落ち着いた映り具合に「なんか暗いな、なんだか色合いも薄いな」と感じてしまうかもしれない。 しかしこれがこのカメラの醍醐味であることは、すぐに気づくことだろう。
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情報提供元: クチコミ.jp