SNSにアップした写真で住所がバレる? 訴えられる?トラブルを避ける写真の使い方
2016-12-05 10:00:00
海や山に行ったり、どこかへ出かけたりすると、楽しい思い出を多くの人と共有したいもの。FacebookやTwitterなどのSNSに写真をアップしている人も多いことでしょう。
しかしスマートフォンで撮影した写真には、位置情報が追加されていることをご存じですか? 旅先ならばまだしも、自宅での様子をアップしていたりすると、写真に付属する位置情報から住所を特定できてしまうのです。
このほかにも、子どもの写真をアップしていたら、いつの間にか海外のチャイルドポルノサイトに掲載されていた、なんてケースもあるようです。
SNSでの写真にまつわるトラブルは意外に多く、自分には関係ないと思っていると、ある日、突然、巻き込まれるかもしれません。
ここではSNSにおける写真活用の基本的な注意点について見ていきましょう。
不用意に子どもの写真をアップしない
小さい子どもというのはかわいいものです。それが自分の子どもであればなおさらでしょう。
こうした気持ちにつられて、思わずFacebookなどに写真をアップしてしまいがちです。 特に、小さい子どもの場合は、水着姿や入浴シーンなど、気にせずに写真を投稿してしまうこともあるかもしれませんが、こうした画像が一人歩きをして、海外のチャイルドポルノサイトに掲載されてしまう場合もあるのです。
このようなトラブルを招かないためにも、子どもの写真をアップするのは控えるとともに、SNSを誰でも閲覧可能な状態「公開」ではなく、「友達」など限定しておくといった対策も必要です。
写真の位置情報は削除する
スマートフォンで気軽にできる写真撮影ですが、撮影した画像には「Exif」というデータが書き込まれています。
この「Exif」データには、シャッタースピードや絞り、ISOのデータとともに、GPSによる位置情報データも記録されるようになっています。
写真をダウンロードしてExifデータを見れば、その人がどこで撮影したのか、ピンポイントで分かってしまうというわけです。 こうしたリスクを避けるために、Exifデータそのものを削除しておきましょう。
Windowsのツールでは「ExifEraser」というソフトがあります。 これを使えば、Exifデータそのものを丸々削除できるので便利です。
上記に挙げた問題以外にも、自分以外の第三者の写真をアップする場合は、肖像権やプライバシー侵害の問題が発生する可能性もあります。
こうしたトラブルを避けるためにも、撮影した人にSNSへアップロードしていいのか許可をもらうなど、写真データについては慎重に扱うようにしましょう。
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情報提供元: クチコミ.jp