ソニー α6300を使いこなす! 撮影の腕をアップする静止画・動画機能のマスター方法
2016-12-09 19:00:00
ソニーのAPS-Cサイズイメージセンサーを搭載したミラーレスカメラ「α6300(ILCE-6300)」はコンパクトなボディながら多彩な機能を持つ。レビュー2回目となる今回はα6300の機能を紹介していく。
α6300の撮影基本動作は、モードダイヤルを「P(プログラムオート)」や「AUTO(おまかせオート)」などにあわせてシャッターボタンを半押ししてフォーカスを合わせて、全押しして撮影する。
動画の撮影は、やや側面に位置する赤い録画ボタンを押して行う。
「M(マニュアル)」モードでは、上面のコントロールダイヤルでシャッタースピード、背面のコントロールホイールで絞りをあわせる。また、オートフォーカス/マニュアルフォーカスの切り替えは、モードダイヤルの下に位置する「AF/MF/AEL切換レバー」を「AF/MF」にあわせて、中央のボタンを押して切りかえる。
基本的には、これだけを覚えておけば静止画も動画も、逆光など難しいシーンをオートで撮ったり、マニュアル露出で撮ったりすることができるようになる。
望遠レンズなどでしっかりと被写体を狙って撮影する場合には、EVF(電子ビューファインダー)が便利だ。
α6300には、EVFは高精細で高コントラストな「XGA OLED Tru-Finder」を搭載。EVFが明るくて見やすいため被写体をしっかりと追うことができる。
キットレンズの「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」は、35mm判換算24-75mm相当の標準ズームレンズ。風景撮影に丁度良い24mmからちょっと離れたものをクローズアップできる75mmまでの光学3倍ズームで、その特徴は何と言っても携帯性だ。電源をオフにするとレンズが短く収納され、コンパクトデジタルカメラのようにα6300が手のひらに収まる、そんな感覚だ。
広角端24mmと望遠端75mmはこのように変化する。
静止画は有効画素数約2420万画素の「Exmor CMOSセンサー」と言うこともあり、遠くの木まで細かく描写されている。周辺はやや甘い印象だが、絞ることで改善する。
動画の記録形式は汎用性のある「MP4」形式のほかにTVなどと相性がいいビデオカメラでも採用されている「AVCHD」、そして広い帯域で記録するフルHD(1920×1080ドット)用の「XAVC S HD」、さらに4K(3840×2160ドット)用の「XAVC S 4K」がある。
XAVC S 4Kは100Mbpsで記録するためSDカードはUHS-I(U3)が必要となる。特に高精細な4Kが特徴であるだけに、高速タイプのSDXCカードを用意しておきたいところ。また、高速書き込みに対応するSDカードなら静止画の書き込みも速くなるのでメリットは大きい。
高速タイプのSDカードは大手量販店では高価だが、ネット通販なら比較的手頃な価格で購入できるので、α6300とあわせてSDカードも一新することをオススメしたい。
α6300にはシャッターボタンのそばに「C1」と書かれたカスタムボタンがあるが、こうしたカスタムボタンやコントロールホイールのボタンの機能をカスタマイズすることができる。
例えば、主に静止画メイン、ISO感度はオート設定であれば、コントロールホイールの右ボタンに割り当てられているISO感度の設定をピクチャーエフェクト機能に割り当てて、様々な効果をすぐに割り当てられるようにすると便利になる。このカスタマイズ機能が使いこなせるようになると、α6300をより便利に使えるようになるだろう。
次回はα6300の高感度撮影や実写による使い勝手をチェックしてみたいと思う。
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情報提供元: クチコミ.jp