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360度(全方向)の想い出が残せる最高のカメラ!「RICOH THETA S」体験レポ

2017-01-03 19:00:00

「RICOH THETA S」は、ワンショットで360度(全方向)を撮影できる画期的なカメラだ。 一般的なデジカメやムービーカメラでは、空間の一部を記録するため、映像からその場の雰囲気が伝わらないことがある。

それに対して「RICOH THETA S」は、360度(全方向)すべての景色を記録できる。 今までのカメラやムービーカメラでは得られなかった、臨場感あふれる想い出を記録することが可能なのだ。

しかし、どのような撮影が可能なのか、誰でも手軽に使えるのか、気になることもあるだろう。

そこで今回は、「RICOH THETA S」の使用レポートをお届けしよう。

静止画撮影

静止画撮影は、「RICOH THETA S」でもっとも多く使うモードだろう。 電源スイッチをオンにしたら、撮影モードボタンを押して「静止画モード」を選択するだけで、すぐに撮影が可能だ。

シャッターボタンを押せば、全方向(「全天球」とも言う)をワンショットで撮影できる。

その場の一部分しか記録できない一般的なデジカメと比べて、情報量で圧倒的な差がある。 それもそのはず。360度(全方向)その場のすべてが記録されてしまうからだ。

写真は「RICOH THETA S」で撮影した、岡本太郎氏「明日の神話」が展示されている渋谷駅の様子だ。 作品の全体を含め、まわりの風景すべてが記録されているのが、おわかりいただけるだろう。

コンデジであれば、同氏の作品の一部を記録するのがやっと、パノラマモードを使っても作品の反対側までを1枚に撮影することはできない。人通りが激しいというその場の雰囲気も伝わらないだろう。

専用アプリ「RICOH THETA S」を使って、同じ撮影データを閲覧してみた。 一見すると、標準のカメラと同じ画像に見える。 しかし、スワイプやピンチイン・アウトに対応しており、好きな部分を自由に拡大・縮小することが可能だ。 つまり、その場の様子がすべて記録されている。

動画撮影

動画撮影は、全方向の動画を撮影できる。 撮影モードボタンを押して「動画モード」を選択後、シャッターボタンを押せば、撮影が開始される。

なかなかイメージがつかめないかもしれないが、360度(すべての方向)で動いているものをそのまま記録できるといものだ。 撮影した動画は、専用アプリ「RICOH THETA S」を使って360度のイメージを閲覧できる。

動画撮影は、電車やバス、ジェットコースターのように動きのあるものに乗ったときや、逆に動きのあるものを撮影したいときに便利に使えるだろう。 たとえば、家族で動物園に行ったときには、動物を見てはしゃぐ我が子を撮影できるわけだ。

動画撮影中は、写真のように赤いLEDが点滅するので、撮影中か否か、ひと目で把握できる。

リモート撮影

リモート撮影は、iPhoneの画面に表示されたシャッターボタンをタップすることで、「RICOH THETA S」のシャッターを切る機能だ。 撮影データの指が邪魔だという人は、本機能を使うことで、指なども入らない撮影が可能だ。

実際の使い方として一番手っ取り早いのが、ベンチや遊具などの上に置いて撮影する方法だ。 早い話、何か物の上に置けばよい。 ただし、その場をいったん離れる必要があるので、人通りが多い場所だと、誰かに持って行かれないか心配でハラハラドキドキする。

専用アプリ「THETA S」を使って、実際に撮影される画像を確認しながら、シャッターボタンが押せる。 実際に使用してみると、なかなか使い勝手がよい。

応用としては、デジカメ用の一脚棒を使うことで、ハイアングル(高い位置)からの撮影ができる。 観光地やイベント会場など、人ごみの多い場所での撮影に威力を発揮するだろう。

シェアして楽しむ

「RICOH THETA S」では、専用アプリ「THETA S」からFacebookやTwitterなどのSNSに投稿できる。

やり方は簡単。撮影したデータを選択して「共有」を押し、共有するアプリを選択して「投稿」をタップするだけの手軽さだ。 TwitterやFacebookで共有された画像をタップすると、360度の映像が閲覧できる。

投稿時にハッシュタグ「#theta360」を付けておくと、天球イメージをアップロードして共有できるサイト「theta360.com」で、撮影したデータを共有できる。

気になるプライバシーの問題だが、プライバシー設定で「公開」「限定公開(URLを知っている人のみ見られる)」を設定できる。パソコンでも見たい人、家族や友達とデータを共有したい人は、利用してみるとよいだろう。

応用としては、VR用スコープを用意すれば、気軽にバーチャルリアリティーを体験できる。 そこに行ったことがない人でも、まるでその場に行ったような雰囲気が味わえるわけだ。

「RICOH THETA S」を実際に体験してみて思ったことは、本製品は家族や仲間同士の思い出づくりに最適な製品であるということだ。 たとえば、カメラマン役が多いパパは、どうしても家族の写真で自分が映らないことが多い。 しかし、本製品であれば、自分も含めた家族全体、そして何よりその場の臨場感まで記録できてしまうのだ。 家族の思い出を残すには、最適な製品と言えるだろう。

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情報提供元: クチコミ.jp

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