E START

E START トップページ > マガジン > iPhoneで高音質を楽しむ「Bose QuietComfort 35 wireless headphones」体験

iPhoneで高音質を楽しむ「Bose QuietComfort 35 wireless headphones」体験

2017-01-09 19:00:00

iPhoneで音楽を楽しんでいる人は多い。通勤や通学、自宅での音楽試聴もiPhoneという人も昨今は、珍しくない。 実際、電車やバス、街中などでも、iPhoneで音楽を楽しんでいる人を必ず見かける。

外出時、iPhoneで音楽を聴く際に必ず必要となるものがヘッドホンやイヤホンだ。 とくにヘッドホンは、高音質な製品が多く、音にこだわる人はヘッドホン派という人が多い。

そんなヘッドホン派の人にとって、重大な問題が発生した。 最新のiPhone7/7Plusは、既存のヘッドホン端子が廃止となったからだ。 一応、互換用にLightning-3.5mmヘッドフォンジャックアダプタ(変換アダプタ)が付属されているが、変換アダプタ経由で使用するのは、どうにもスタイリッシュではない。

今後のiPhoneでヘッドホンを使用し音楽を楽しむには、 ・Lightning接続のヘッドホンに変える ・Bluetooth接続のヘッドホンに変える ・変換アダプタ経由で既存のヘッドホンを利用する いずれかの方法で利用することになるだろう。

こうした状況を先読みしてか、ボーズ社はBluetooth接続のヘッドホン「Bose QuietComfort 35 wireless headphones(以下、QC35)」を発売した。 同社のヘッドホンとしては、最上級モデルでのワイヤレス化製品ということもあり、気になっている人は多いのではないだろうか。

今回、メーカーから製品をお借りできたので、使用レポートをお届けしよう。

ワイヤレスヘッドホンの最高峰

ボーズは40年以上に渡り、世界最高のノイズキャンセリング性能を追い求める研究を続けてきた。加えて力を入れていたのが、ワイヤレス化である。

ここで紹介する「QC35」は、まさに両方の技術を集約した製品だ。 ノイズキャンセリング機能を備えつつ、Bluetooth接続に対応したワイヤレスヘッドホンである。

本製品は、ワイヤレスのヘッドホンとしては、ボーズの最上級モデルにあたる。 Bluetooth接続により、Bluetooth機能を備えた製品であれば、iPhone以外の製品でも本製品は利用可能だ。

本体の電源は、内蔵バッテリーを使い、USBケーブル経由で充電する。 気になる動作時間だが、1回の充電で、 ・ワイヤレスの場合は、最大20時間 ・有線の場合は、最大40時間 の連続再生が可能だ。

ノイズキャンセリングの方式には、「アコースティックノイズキャンセリング技術」と呼ばれる技術が採用されている。 同技術は、業界最高クラスのノイズキャンセリング機能で、静かな環境で音楽を、より優れた音質で楽しめるそうだ。

また、本製品の右のイヤーカップの前方には、ハンズフリー通話用のマイクが2つ付いている。

右のイヤーカップの後方にあるボタンは、マルチファンクションボタン(中央)だ。 このボタンは再生/一時停止をはじめ、映像/音楽ファイルの各種操作や、着信応答/終話を行うのに使用する。 さらに、このボタンでSiriなどのボイスコマンドを起動させることもできる。

音楽再生時には、下記の操作が可能だ。 ・再生:ボタンを1回押す ・一時停止:ボタンを1回押す ・次のトラックへ送る:ボタンを2回押す ・前のトラックへ戻す:ボタンを3回押す

マルチファンクションボタンの両側にあるのは音量調節ボタンだ。上下方向に「+」/「-」ボタンが配置されており、直感的に音量を調節しやすい設計になっている。

ヘッドバンドは、ユーザーの頭の形状に合わせて、伸縮調整が可能だ。 装着スタイルは、イヤーカップが耳全体を包み込む「アラウンドイヤー」と呼ばれる方式が採用されている。 実際に装着してみると、Comfort(心地良さ)の名前どおり、非常にフィット感が高く、使い心地が良いと感じた。 安価なヘッドホンにありがちな、長時間の装着で耳が痛くなるといったことがなかった。

製品パッケージには、キャリングケース、機内用デュアルプラグアダプター、有線接続用の音声ケーブル、USBケーブル、取扱説明書などが付属される。

秀逸なノイズキャンセリング性能

本製品を実際に使用してみると、まずその音質に驚かされる。さすが音楽業界を牽引してきたメーカーだ。 高音部から低音部まで実にクリアに再生されており、視聴中の楽曲に集中することができ、音楽の世界にドップリと浸ることができる。 たとえば、J-POPを聴くと、ボーカルの声だけでなく、ベースやドラムの低音もよく聞こえる。とくにジャズを聴く場合には、ピアノの高音と、ベースの低音が心地よく聞こえる感じだ。 このサイズのヘッドホンとしては、なかなか秀逸であると言えるだろう。 音量調節ボタンは再生中、イヤーパッドに手を伸ばすだけで違和感なく使えるので、視聴の妨げにもならず、使い心地は申し分ないと言える。

iPhoneで、本製品をBluetooth経由で接続すると、専用アプリ「BOSE CONNECT」をインストールできる。 本アプリを使うことで、音量調節やバッテリー状況の確認、音声ガイダンスの有無などがiPhoneの画面上で設定できるほか、取扱説明書をiPhoneで読むこともできる。 またNFC対応のAndroidスマホの場合、本製品にスマホ本体をかざすだけで、Bluetoothによるペアリングを完了させることができるので、手軽に使用できる。

気になるノイズキャンセリング機能の効果だが、電車内でチェックしてみたところ、外部ノイズが少なく、高音質でのリスニングを体験できた。さすがに長年、ノイズキャンセリング技術を研究してきただけのことはある。 また、ヘッドカップが耳に密着するため、長時間の使用でも疲れない。

本製品は、ボーズ最高峰のワイヤレスヘッドホンとしての高音質に加えて、Bluetooth接続によるケーブルレスの手軽さ、十分なバッテリー駆動時間による安心感など、使い勝手の面での満足度も大きい。

外出時のリスニングには必須とも言えるノイズキャンセル機能も備えており、「音」にこだわりワンランク上の音楽聴く視聴を望む方は、本製品の購入を検討してみては如何だろうか。

関連記事

情報提供元: クチコミ.jp

人気記事