うっかりミスから身バレして炎上! SNSの情報から個人情報が洩れてないか要チェック
2017-01-22 10:00:00
ネット上には、ネット上のあらゆる情報を検索して個人の身元を特定する“特定厨”(または特定班)と呼ばれる情報検索のプロたちが存在しています。
TwitterなどのSNSで個人情報が公開されたり、拡散されたりして、多数の人に知られてしまうケースをネットでみたことがあるでしょう。
たとえば、最も有名なのが、俗にバカッターと揶揄されているケース。具体的にはTwitterに、自分が行った悪戯(アイス用冷蔵庫に入って記念撮影、バイト先の食洗器で体を洗う等の行為)や、明らかな違法行為(未成年の喫煙、飲酒等)を自慢げにツイートしているようなケース。
まず、その悪行自慢ツイートがRTする人たちによって、瞬く間にツイートが拡散されていきます。そして、まとめサイトなどで、まとめが掲載されて話題になると、特定班が登場します。
過去のツイートをさかのぼり、情報を集めると共に、ツイッターネームから、ほかのSNS(Facebook、Instagram等)のアカウントを突き止めます。Facebookは、基本的には実名での利用が原則となっているので、そこから本名、住んでいる場所、学校や職業まで、あらゆる情報が漏れてしまいます。
悪いことしているのだから、悪行を正す、責任を明確にするという大義名分から、個人情報が公開され、その結果、様々な被害を受けることになります。
・勤め先に電話をかけて悪行を報告する人 ・悪行をした人を雇っているのは企業として良くないのでは、といった抗議 ・果ては本人に直接抗議に行くといった行動
ちょっとした悪戯気分で行った軽率なバカッター行為によって、人生をめちゃくちゃにされてしまう可能性もあります。
悪いことをしたのだから、仕方ない、自業自得と、他人事のように思っていてはいけません。
必ずしも明確に悪いことをしなくても、こうした被害を受けることが多いのです。
たとえば、 Twitterで信条や自分の仕事のスタンス、政治的な思想や考えを、軽い気持ちでツイートしただけでも、それに同意できない人たちに反感を抱かれ、個人情報を公開されてしまうこともあります。
現在では、悪いことをしていなくても、個人情報を晒されてしまう可能性は、ゼロではありません。
そうしたリスクを回避するには、個人情報が容易に特定されるような状態になっていないか、確認してみる必要があります。
SNSの連携設定には要注意
Twitterでつぶやくと同時にFacebookにそのツイートを同時に流してくれるような連携機能を使っている人がいます。ネット上で活動しているような人たちは、拡散することが仕事につながるので、こういった機能を活用することは便利でいいですが、個人がこういった機能を使うと、本人の特定に直結してしまいます。
Twitterの自己紹介欄にFacebookのURLを掲載しているケースも同様です。特にFacebookは本名での登録、仕事上やリアルな生活でつながっている人も多いため、情報の公開範囲を友人限定に絞るといった対応を行っておきましょう。
SNSの検索結果に表示させない設定をする
Twitterではカギをかけたりすることでツイートを非公開にできます。他人に自分のツイートを見られたくないような場合は、カギをかけておくことが重要です。また、SkypeやLINEは検索機能を使ってユーザー検索を行うことができます。Twitterのアカウントと同じだったり、似たようなIDを設定していたりすると、すぐに検索されてしまいます。そこで検索結果に自分のIDが表示されないようにセキュリティの設定をしておくといいでしょう。
写真アップするならGPS情報を無効に!
スマートフォンのカメラには、GPS機能を利用して撮影場所の緯度・経度情報をExif情報に書き込む機能があります。この機能を無効にしておかないと、自宅で撮影した画像を調べられたら、自宅の緯度・経度がばれてしまうことになります。こうした位置情報は、便利な反面、個人情報の漏洩につながりますので無効にしておくことをおススメします。
もしも、自分がいる場所、友人たちに場所を教えたいという場合は、そのときにだけ、GPS機能を有効にして撮影し、撮影後は必ずその機能を無効にしていることを確認するといったことを普段から強く意識しておきましょう。
ツイートや画像などは定期的に削除する
過去のツイートを削除することを「ツイ消し」と言います。毎日アップしているツイート内容を覚えている人は、そう多くはありません。自分のうっかりミスで、勤務先や通学先などのヒントとなるようなツイートをしているかもしれません。
たまたまケンカしてしまった兄弟、姉妹といった家族の情報など、一時の感情の高ぶりでつぶやいていたなんてこともあるかもしれません。そのような個人の特定につながるようなツイートを探し出して削除するのは面倒です。ツイ消し専用のツールが用意されているので、それを使って、一定期間を過ぎたツイートは削除するといいでしょう。
SNSのアカウントは放置しない
日本で一世を風靡したSNS「mixi」。現在はスマートフォンゲームの会社といった感じに変わってきていますが、mixiのアカウントを放置しているなんてことはありませんか?
過去のmixi日記から個人を特定されるなんてこともあります。携帯向けのプロフィールサイトなども同様です。そうしたSNSのアカウントは、利用しなくなった時点でアカウントを消してしまうのが大原則です。
エゴサーチは定期的に行う
自分の本名やハンドル名、SNSアカウントをキーワードにして検索を行うことを「エゴサーチ」と言います。
どこか知らないところで自分の情報が漏れていないかの検索は定期的に行いましょう。ハンドル名やメールアドレスなどで検索すると、自分の設定ミスでSNSの情報が検索結果にヒットすることがあります。
ネットを使う上である程度の情報が洩れることは覚悟すべし
本名や住所などの詳細な情報が漏洩していなくても、ハンドル名および性別、住んでいる地方などは、インターネットで繋がっている人たちと、ある程度の情報が共有されてしまいます。
特にSNSの趣味のコミュニティーに参加したようなケースでは、
・ネット上の付き合い ・オフ会への参加
などでの自己紹介で、ある程度の情報が伝わってしまうのは仕方がないと言えます。
そこで 「ネットでは必要以上の情報は与えない。与えて良い情報はここまで」
こうしたことをしっかり念頭に入れて、対処することが重要です。
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情報提供元: クチコミ.jp