日本酒のおつまみを簡単に♪自宅でできる女子クッキング

2020-01-01 07:00:00

呑んだ後の炭水化物はかかせない！

プロのグルメレシピ記者、多摩です。呑んだ後の〆の炭水化物が欠かせないタイプなので、体重増加の著しさがハンパないです。

先週は、恵比寿のイタリアンでワインをいただいた後、味噌ラーメンを。先々週は、新宿で串揚げをいただいた後、うどんを。その前は、神泉で焼き鳥をいただいた後、カレーを…。目が覚めて、毎日愕然とするんですけどね。止められません。

それにしても、〆とはいえガッツリ食べ過ぎですよね。この食生活を早々に律せねば…。そう感じた私は、自宅で食べる〆のメニューの考案に乗り出すことにしました。まさに命がけのタスクでした。そして、私はついに編み出したのです。満足度が高いけどヘルシーな、完璧な〆の一品のレシピを…。

わかっちゃいるけど止められないから、自分で作る！

正直、寝る間も惜しんで開発しました、このレシピ。その情熱はいったいどこから……と、周りからも呆れられましたが、仕方ないんです。だって、〆の炭水化物って本当に美味しいんだもの！　食べ終わった後の「あ～美味しかった！」っていう一言を発した瞬間は、死んでもいい！ってくらいに幸せなんだもの！

ただ、さすがに毎回ラーメンやらカレーやら食べてたら、それこそ身が持たないわけで。もちろんお茶漬けくらいがちょうどいいことは私だってわかってるわけで。でも、お茶漬け程度じゃまったく満たされなかったわけで…。

今回は、そんな経緯で考案した、お酒のあとに最適な〆の一品を紹介します。ぶっちゃけお茶漬けです。でも、単なるお茶漬けではありません。ラーメンやカレーに匹敵する満足度のあるお茶漬けなのです。

ダイエットの強い味方「豆腐」が茶漬けに革命をもたらす

お茶漬けの何が不満なのかって、あのサラサラっと食べて終わっちゃうところ！　もう少し食べごたえのある具材があればいいのでは？と私は考えました。候補としては、鶏肉や焼き鮭もあがりましたが…思い出してしまったんです。そう、ボリューミーだけどヘルシーなあの食材のことを！

そう、日本の誇るダイエットフード「豆腐」。豆腐のお茶漬けって新しくないですか？　意外とズドーンとお腹に溜まる、まさに〆に理想的な食材。それでいて肉や魚より遥かにカロリーが低い！

ただ豆腐を乗せただけでは単なる白いだけのお椀になってしまうので、そこはちょっと一工夫。さらに満足度が高くなることを期待して、「揚げだし豆腐」のお茶漬けを作ることにしました！　これなら絶対、食べ終わった後に「あ～美味しかった！」って言える！　幸福感に満たされる！

揚げだし豆腐茶漬け

揚げだし豆腐って、ふだん居酒屋で見かけるけど、作り方を知らないって女性は意外と多いのでは？　実は驚くほど簡単なので、これを機会に覚えてみてください。また、豆腐と米だけではどうしても色味が寂しいので、のりも追加して見栄えの引き締めも図っております。

ビューティーポイント

1. 低カロリー高たんぱくの豆腐は、ダイエットにも最適の食材
2. 木綿豆腐は余分な水分を抜いて作られるので、タンパク質、ミネラル、大豆イソフラボンなどの栄養素が絹ごし豆腐より多く含まれます
3. 大豆イソフラボンが女性ホルモンと同じ働きをするため、女性らしさがアップ！
4. 片栗粉のとろみで、腹持ちが良くなります
5. ノリに含まれたＥＰＡで、血流がスムーズに。コレステロールや中性脂肪の防止に役立ちます

揚げだし豆腐茶漬け（一人前）

木綿豆腐　1/2丁
片栗粉　適量
味ノリ　2枚
からし　適量
ごはん　一杯分
お茶漬けの素　1袋

作り方

1. 木綿豆腐を水切りします。キッチンペーパーを2枚重ねにして豆腐を包み、ラップをせずに電子レンジで3分加熱すると簡単です。

2.水切りした豆腐に片栗粉をまぶします。

3.180℃の油で2分ほど豆腐を揚げます。

4.豆腐に切り込みを入れ、からしを挟んだ味のりを挿します。

5．白いごはんを用意します。冷凍しておいたごはん玉を使うとべんりです。

6.お茶漬けの素を用意します。味はお好みで構いません。今回は梅味で。

7.ごはんに揚げだし豆腐を乗せ、その上にお茶漬けの素を振りかけます。お湯を注いで出来上がり。

美味しく作るためのポイント

1. 口当たりの良さを求めるならば、豆腐は絹ごしで。ただし崩れやすいので初心者は木綿の方が安全です
2. お茶漬けの素の味は、その日の気分で変えてOK。個人的にはタラコがお勧め
3. パリパリのままが良ければ、お湯をかける時にのりを避けましょう

ラーメンやカレーにも匹敵する満足度にノックアウト！

ヘルシーながらもお腹に溜まる、揚げだし豆腐の良さが如何なく発揮されています！　梅味のお茶漬けの素との相性もバッチリ。揚げだし豆腐・梅風味、これまた新しい美味しさの発見でした。途中で添えたのりとからしを溶かして味を変えられるのもイイところ。サラっといただけるお茶漬けの喉越しも相まって、あっという間に完食してしまいます。

食べ終わった後、やっぱり「あ～美味しかった！」が出ちゃいました。これでカロリーは400kcalに満たないという優秀さ。ただ一つ、困った点は、このお茶漬けがビックリするくらい日本酒に合うということ……。結局、〆のつもりで作ったのに、お茶漬けをつまみに延々と飲み続けてしまうという罠。

それでも、ヘタなおつまみよりカロリーは低いし、日本酒は染みるしでもう最高！　あとはとにかく、このお茶漬けのあとにさらに〆を食べたくなってしまう、底なしの食欲を抑えられればいいのですが…。

＜多摩プロフィール＞
美味しさを追求して数十年の貪欲＆飽食なグルメレシピ記者。グルメ誌や旅行誌で培った「食」に対する知識と欲望は「食べる」だけでなく「作る」にも及び、家庭料理からお弁当、おやつ、スイーツ、パーティー料理まで、なんでもこなす。基本的に「美味しくない」ものは作らない。読者視点で記事にするため、美味しそうだけど読者が作れそうにない(作るのが大変な)料理は紹介しない。たまに多摩の助手も執筆撮影する。

情報提供元： michill (ミチル)