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怒り過ぎに要注意!あなたは大丈夫?子供のダメな叱り方&成長させる正しい叱り方とは

2017-05-30 10:00:00

子どもをどう叱るかについて、頭を悩ませるお父さん・お母さんは沢山いらっしゃるのでは?ちゃんとしつけたい余り、感情的になってしまい、強く怒鳴ってしまったり、自分がただ言いたいことをぶちまけてしまったり…。

子育てに正解はないものですが、正しくこどもを叱らないと、怒られる理由が分からないままの子になってしまいます。

今回は、子どもの正しい叱り方と、そのコツについて紹介していきましょう。

「叱る」と「怒る」は違う

子どもを「怒る」と子どもを「叱る」、一見同じ事のように思えますが、実はまったく違います。その差は何なのでしょうか。

「怒る」は、相手の行動に対して自分が腹を立てたときに、その感情の赴くまま、不満をぶつける行為です。

一方、「叱る」は、相手の行動をより良くしようとして注意する行為です。つまり、単にうっぷんを晴らして自分がすっきりするために「怒る」のと、相手のことを思いやって「叱る」という違いがあるのです。

子どもが思ったとおりに動いてくれなかった時に、ついカッとなって怒鳴る、というのは、まさに「怒る」行為。感情をぶつけるだけでは子どもは成長しません。子どもを伸ばすために、怒らず、うまく「叱る」ことができるようにしましょう。

子どものダメな叱り方

感情的に叱る(怒る)のはいけない、これは先ほど説明したとおりです。このほかにも、子どもに悪影響を与えてしまう叱り方には、次のようなものが考えられます。

・怒鳴る 叱るときには、ついつい声が大きくなりがち。怒鳴った方が、子どもが素直に言うことを聞くようにも思えますが、これは間違いです。子どもは単におびえているだけ。逆に怖くて、何がいけなかったのかもわからないままになってしまうかもしれません。

・暴力を振るう これは怒鳴るのと同じです。子どもは痛みを恐れて、それから逃れるためにだけ言うことを聞き、本質を理解できないままとなります。

・大勢の前で叱る 周りにたくさん人がいる状態で叱るのもよくありません。子どもだって自尊心があります。

・人格を否定する 「ダメな子だね」「悪い子だね」など、子どもの人格を否定するようなことを言うのはNGです。子どもは自分を否定され、萎縮してしまいます。悪いのは子どもではなく、行動の方なのです。

・人と比較する 「○○ちゃんは、ちゃんとできるのに」「○○ちゃんに比べておまえはダメだね」というように、他の人と比べた言い方もいけません。子どもは自分に自信が無くなってしまい、やはり萎縮してしまいます。

正しい子どもの叱り方

では、正しい子どもの叱り方とはどのようなものなのでしょうか。ポイントをまとめてみましょう。

・すぐに叱る 何か悪いことをした場合は、時間をおかずにすぐ叱るようにしましょう。「さっき、なんであんなことしたの!」というのは、あまり効果がありません。特に小さいうちは、すぐその場で叱らないと、何のことやら分からず、キョトンとしてしまいます。

・理由、言い分を聞く 状況が分からずに、行為だけを見て叱っていませんか?兄弟げんかの時など、理由も聞かずに上の子を叱ってしまいがちですが、子どもには子どもなりの理由、言い分があるはずです。まずどうしてそうなったのか、理由を聞きましょう。相手の言い分を認めてあげることで、子どもも落ち着き、親の言うことを素直に聞けるようになります。

・叱っている理由を説明する なぜ叱っているのか、きちんと理由を説明しましょう。「なんで叱られているかくらい自分で考えなさい!」などというのはもってのほか。叱られる理由がわからないのであれば、何度も同じ事を繰り返すことにもなりかねません。何がいけないのか、どうすればいいのかを具体的に分かりやすく言うことが大切です。

・長々と叱らない ダラダラと、長時間叱るのもマイナスです。子どもの集中力はそうは持ちません。また、長い時間叱られているのは苦痛にしかなりません。短く簡潔に済ませた方が、すとんと納得し、改善につながります。

・余計なことは言わない 叱っていると、つい以前の事を思い出して「この前もこうだった」とか「そういえばこんなこともあった」など口にしてしまいそうになります。しかし、それも逆効果。今叱られていることがあいまいになるし、子どもが嫌な思いをするだけです。

・両親が一緒になって叱らない 父親、母親が一緒に叱ってはいけません。子どもの逃げ場がなくなってしまいます。どちらか一方が叱り、一方はフォローに回るようにしましょう。とはいえ、叱っていること自体を否定してはいけません。

・言うことを曲げない 昨日は良かったけど、今日はダメというように、その場その場で違う対応をするのもいけません。また、子どもにはダメと言ったことを、親がやっているというのも問題です。一貫性を持たないと、子どもは混乱し、不信感を持つようになります。

そして何より大事なことは、叱ったままにしないこと。「次からは頑張ろうね」と優しく声をかけ、頭をなでたり、ギューッと抱きしめたりしてあげましょう。もちろん、次にうまくできたらいっぱいほめてあげること。子どもは自分が愛され、認められていることを感じ、次への成長につながります。

情報提供元: クチコミ.jp

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