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美肌ケアは食べ物から! 管理栄養士のオススメ美肌食品

2017-06-01 18:30:51


執筆:永吉 峰子(管理栄養士)
女性のあこがれ美肌。
美肌を実現する為はお手入れ以外に、食べ物に気を使って内側からのケアすることも大切だと言われています。
そこで、今回は美肌のために摂りたい栄養素や食品、また逆に避けた方がよい食品について解説しようと思います。

美肌を実現する為に必要なこととは?


その1:余計なものを排出!


むくみなどで余分な水分が貯まってしまうと、冷えを招き血流が悪くなります。
するとせっかくお手入れした美容成分が十分に行きわたらないことがあります。
また溜った老廃物は吹き出物のなど肌トラブルの原因になるので、しっかり排出することが大切です。

その2:保湿をしっかり!


肌の奥では、自ら肌を潤す「天然保湿成分」というものが作られています。
その為、保湿をするためにはクリームなどのお手入れに加え、天然保湿成分をしっかりと作れるようにすることも大切です。

その3:血流をよく!


血流がよければ、保湿成分やお手入れで補給した美容成分がお肌にスムーズに行きわたります。
また余分な老廃物も排出され、ニキビなどの肌トラブルを防ぐことができます。

その4:ターンオーバーをスムーズに!


お肌の細胞は肌の奥底で作られ、少しずつ表面に上がっていきます。そして最終的にはアカとして排出されます。
これを肌のターンオーバーと言います。肌の天然保湿成分は、このターンオーバーの際に作られます。
その為ターンオーバーをスムーズにすることで、保湿の効果が期待できます。
またターンオーバーがスムーズだと、古い皮膚がしっかりと排出されるので美肌につながります。

その5:紫外線ケア!


紫外線を浴びるとメラニンが作られます。メラニンはシミの原因になるので、なるべく作られないようにケアすることが大切です。

美肌の為におすすめ食べ物4選


たまご


たまごには肌の原料となるたんぱく質が豊富に含まれています。
また、粘膜を作ることを助け、肌の健康維持には欠かせないビタミンAも豊富です。

チーズ


チーズには、たんぱく質やビタミンAが豊富に含まれています。
また、細胞分裂を活発にして肌のターンオーバーを助ける亜鉛も豊富に含まれています。

ぶり


ぶりなどの青魚にはオメガ3脂肪酸という成分が多く含まれています。
オメガ3脂肪酸は細胞間質の材料となっています。細胞間質とは肌の奥の成分のことです。細胞の隙間を埋めており、水分が過剰に蒸発することを防いでいます。
その為肌の乾燥を予防する働きを持っています。
ぶりにはオメガ3脂肪酸の他、健康的な肌を保つ役割をするビタミンB2も豊富です。

モロヘイヤ


モロヘイヤにはビタミンAの他、ビタミンE・ビタミンC・ビタミンB6・カリウム・食物繊維が含まれています。
ビタミンEは血流をよくする働きがあります。ビタミンCにはメラニンの生成を防ぎ、シミを防ぐ働きがあります。
ビタミンB6は肌の原料となるたんぱく質の代謝を助ける働きがあります。
カリウムには余計な水分を排出してむくみを防ぐ働き、食物繊維は便秘を予防し、老廃物を排出する働きがあります。

・ポイントはバランスよく食べること!
美肌のためには、様々な栄養素を摂取することが必要です。
その為、これ1つを摂っておけば大丈夫!という食べ物は残念ながらありません。ここに掲載したことを参考にバランスよく食べることが大切です。
特に肌の原料となるたんぱく質と、ビタミン類を多く含む野菜を組み合わせることを意識しましょう。
野菜は緑黄色野菜の方が比較的多くの種類の栄養素を含むため、おすすめです。

美肌の為に、過剰に食べるのは避けたい食べ物とは?


美肌の為これを食べた方が大丈夫!という食品がないのと同じように、これを食べたらダメ!という食品もありません。
しかし、食べ過ぎると肌への悪影響が心配される食品は存在します。ここでは食べ過ぎに注意したい食品を紹介します。

スナック菓子・カップ麺などジャンクフードの食べ過ぎ注意!


スナック菓子やカップ麺などは、ほとんどが油や糖質だけでできています。
その為これらの食品を食べ過ぎると、美肌に必要なたんぱく質やビタミン、食物繊維などが不足してしまうことがあります。

お酒はほどほどに


お酒を代謝する際、様々なビタミンが消費されます。その為お酒を飲みすぎると、せっかく摂取したビタミンがお酒の代謝に使われてしまい、美肌の為に使われなくなることがあります。
また、過剰な飲酒は代謝や解毒の役割を果たす肝臓にもダメージを与えます。
肝臓が弱ると、代謝や解毒がうまくいかなくなり、肌トラブルの原因となってしまうことがあります。
お酒は日本酒や焼酎なら1合、ビールであれば500ml、ワインであれば2杯までが適量です。
また、肝臓を休める休肝日も週に2日、できれば連続して作るようにしましょう。
美肌のためにはバランスを考えつつ、少しでも美肌に役立つ栄養素が含まれている食品を摂取することがポイントです。
毎日のお食事の際、できることから是非取り入れてみて下さいね。
<筆者プロフィール>
永吉 峰子(ながよし・みねこ)
管理栄養士。大手小売企業にて店長、商品開発を経験後、現在は「健康」「食」に関する執筆を中心に活動中

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情報提供元: mocosuku

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