エメラルドな絶品おにぎり!とろろ昆布おにぎりのお弁当レシピ
2020-01-01 12:00:00
グルメレシピ記者の多摩です。グルメレポートやレシピ記事を書くのを生業としています。「飽食界の女帝」の名に恥じぬよう、食べ歩きや新たな食材の探求も忘れません。要は、日々食べ物のことを考えながら生きてるってことです。
今回はお弁当の原点に立ち返ってみたいと思います。皆さん、お弁当の基本ってなんだと思いますか?手軽に作れて持ち運びやすくて満足度も高いもの。そう。それって、ずばり『おにぎり』だと思うのです。江戸時代、おにぎりは「具材を中に入れて、炊いたお米で包んだ」料理として重宝されました。つまりおにぎりは、お米とともにおかずを味わえる、コンパクトなお弁当だとも言えるのではないでしょうか。
おにぎりをメインにしたお弁当
おにぎりにもいろいろありますが、イメージしやすいのは黒い海苔を巻いた三角型のものでしょうか。このおにぎりは、栄養価の高い海苔そのものの価値に加えお米が手につかない、という利点もあります。やはりおにぎりは、日本人のお・も・て・な・しの心も感じられるソウルフード。完成された料理法なのです。
とはいえ、おにぎりにももう少し遊び心が欲しいところですよね。白いお米に黒い海苔を巻いているおにぎりは、正しく美しい形だけど、それだけじゃ、やっぱりちょっとつまらない。思わず真面目な優等生より不良少年に憧れてしまう少女のようなセリフが口をついてしまいます。
そんなわけで今回のお弁当は、ベーシックに海苔を巻いたおにぎりは禁止!理想は、遊び心がうかがえつつ、海苔と同じくらい栄養価と利点があるおにぎり。さて、どんなおにぎりに仕上げれば良いでしょうか。
とろろ昆布を身にまとわせた海鮮おにぎり
海苔といえば海藻の一種。だとすれば、同じように海藻から作られたもので巻いてみるのはアリかもしれませんね。そこで思い浮かんだのが、とろろ昆布!これならおにぎりにも巻けるし、見た目も真っ黒な海苔よりもファンシーに見えます。
そして中身も、せっかくなので海鮮で揃えたい。たまにお土産でもらったりする貝の佃煮、とろろ昆布との相性が良さそうですよね。味もついてるし、調理の手間が省けます。
今回の具はアサリのオリーブオイル漬けに決定です!!
とろろ昆布の海鮮おにぎりと肉じゃがのお弁当
おにぎりだけで完結させちゃってもいいのですが、お弁当箱にスペースもあったので、付け合わせのおかずも作りました。メインが海鮮系なのでおかずはお肉系。とはいえ、豚コマではなく挽肉で作るので「じゃが」にだいぶ比重のある肉じゃがになります。
ビューティーポイント
1.とろろ昆布は栄養の吸収効率に優れ食物繊維も多く吸収するので便秘の解消にも
2.オリーブオイルに含まれるポリフェノールでアンチエイジング!
3.アサリはむくみを解消してくれるミネラルや、疲労回復をサポートするタウリンも豊富
とろろ昆布の海鮮おにぎり(二個)
白米 1合
アサリのオリーブオイル漬け 30g
とろろ昆布 6枚
作り方
1.ラップにごはんを置いて、アサリのオリーブオイル漬けを真ん中に置きます。
2.ラップにごはんを包んで、形を整えて握ります。
3.とろろ昆布を巻きつけます。
4.全部の面にとろろ昆布が巻けたら完成です。
肉じゃが(2人前)
豚挽き肉 200g
じゃがいも 3個
玉ねぎ 1個
にんじん 1本
マロニー 30g
しょう油 大さじ2
酒 大さじ2
砂糖 大さじ2
ほんだし 大さじ1
水 200ml
1.じゃがいもとにんじんをひと口大に切ります。
2.玉ねぎはくし切りにします。
3.先に野菜を炒め、火が通ったら豚挽き肉を入れてさらに炒めます。
4.水、醤油、酒、砂糖、ほんだしを入れ、マロニーも加えます。
5.20分ほど煮込んで煮汁がなくなったら出来上がり。
美味しく作るためのポイント
1.おにぎりの握り方は自由です。作りやすい方法で問題ありません。
2.とろろ昆布をきつくおにぎりに巻くとベタッとしてしまうのでフンワリと巻きましょう。
3.お弁当箱に入れるので肉じゃがの汁気は飛ばしておきましょう。
ヘルシーだけどボリュームに大満足のお弁当
おにぎりの作り方自体は目新しいものではありません。しかし、やっぱり海苔とは違う爽やかな色味が、女子っぽさを醸し出してくれてますよね。とろろ昆布はヘルシーな食材ですが、お腹の中で膨れるので、いつものおにぎりより満足感が高いかも。応用すれば、ダイエットに繋がりそうですね。
肉じゃがも、お弁当用に汁気を少なく仕上げました。挽き肉がじゃがいもにしっかり纏わりついているので、お弁当箱の中で散乱する心配もなし。肉じゃがの煮汁でとろろ昆布が溶ける事態も防げます。
<多摩 プロフィール>
美味しさを追求して数十年の貪欲&飽食なグルメレシピ記者。グルメ誌や旅行誌で培った「食」に対する知識と欲望は「食べる」だけでなく「作る」にも及び、家庭料理からお弁当、おやつ、スイーツ、パーティー料理まで、なんでもこなす。基本的に「美味しくない」ものは作らない。読者視点で記事にするため、美味しそうだけど読者が作れそうにない(作るのが大変な)料理は紹介しない。たまに多摩の助手も執筆撮影する。
関連記事
情報提供元: michill (ミチル)