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長風呂、プールサイド、川遊び、雨の中、水没や結露でスマホにトラブル発生?

2017-09-01 10:00:00

数年前、Xperiaシリーズをうっかり海に落としてしたまった動画が話題になりました。なんと、1週間後に海底10メートルから引き上げられたXperiaを充電して電源を入れたところ、見事に電源が入り、スマートフォンが問題なく利用できたという奇跡的なお話です。

Xperiaシリーズは、防水仕様が大きなセールスポイントでもありましたが、その動画のおかげで防水品質の評価を上げられたといえます。

Xperiaに限らず最近のスマートフォンは、多くのモデルが防水仕様となっています。ただ、完全防水というわけではなく、多くのモデルは日常生活防水レベルというのが実情です。

この日常生活防水レベルという防水性は、水滴がかかる程度、多少の雨濡れ程度までであれば、深刻なトラブルは起きません。

しかし、前述の10メートルの深さの海底に1週間近く水没したままから復活するということは、ほとんどの場合、不可能といえます。前述のXperiaの場合でも、まさに奇跡的な事例といえるでしょう。

現在では、人気のiPhoneも、最新のiPhone 7では防水仕様となっています。水没させて試してみたり、じゃぶじゃぶ洗ってみたりしている動画を見たことのある人は多いのではないでしょうか。

しかし、防水だからといって、スマートフォンを水中に没するような使い方をするのは論外です。いざというときに水濡れ、水没しても、深刻な被害が発生しないといった認識にとどめておくのがよいでしょう。

もし、スマートフォンを水場の近くに持っていくことがあるのであれば、防水ケースやジップロックなどで、スマートフォン本体に水がかかるのを避けるようにしましょう。

防水仕様でも油断は禁物

電子機器にとって水分は大敵です。水没時に内部に水分が入り込まなければ、特に問題はないと思われる人も多いと思います。

実際、防水性の高いスマートフォンであれば、水没させても問題なく動いていることが多いのですが、水中から引き揚げたときの対応を間違えると、深刻なトラブルが発生することもあるのです。

たとえば「iPhone 7をうっかり水中に落としてしまった!」なんてときに、水中から引き揚げたとして、そのまま乾かすこともしないで、Lightning端子に充電ケーブルを差して充電する、といったことをすれば、ショートして本体内の回路や電子機器を破損させてしまうかもしれません。

iPhone 7のLightning端子はカバーレスなので、水濡れや水没すると、端子部には水が付着します。そうした水分が残っていた場合、充電ケーブルを接続したら、何が起きるかは誰の目にも明白です。

水濡れや水没後、スマートフォン本体の充電やPCとのデータリンクなどを行う場合、スマートフォン本体や端子部などに水分が残っていないか、きちんとチェックする必要があります。

スマートフォン本体の水分を拭きとるのは、当然として、さらに端子部分をエアダスターなどの圧縮エアを使って水分を飛ばす、または、乾燥剤を入れたビンに密封して数時間乾燥させるといった対応をしましょう。

Android端末も同様です。防水だからと油断していると、思わぬトラブルに遭遇してしまう可能性がありますので、十分に注意しましょう。

万が一水没させた場合は、完全に乾燥させ、スマートフォンの外側も、内部も、水分を完全に乾かす処理が必要です。

入り込めない場所に水分が入り込む結露

メガネをかけたままお風呂に入ろうとするとメガネのレンズが曇ってしまうことがあります。この現象は、お風呂場の温かい空気や湯気がメガネのレンズによって冷却されることでレンズに結露が生じたためです。

同様にスマートフォンが冷えていて、暖かな部屋に移動した際に、ディスプレイが結露してしまうことがあります。こうなると、ディスプレイ上の水滴がタッチ操作とご認識されてしまい、きちんとタッチ操作が行えない不具合が発生することがあります。

特に内蔵カメラのレンズの内側が結露してしまうと、撮影画像に水滴が映ってしまい、画像上のゴミになってしまうことがあります。

バッテリーの破裂を避けるためにも結露対策しよう

水分を含んだ空気は、スマートフォンの内部にも簡単に侵入します。そして入り込んだ湿った空気が冷やされて結露が発生します。スマートフォン本体内部で結露が発生した場合、スマートフォンの基盤がダメージを負ってしまうことがあります。

さらに、スマートフォン用のリチウムイオンバッテリーに水分は大敵。バッテリー内のリチウムが水分と触れると激しい反応が発生します。最悪バッテリーが破裂してしまうような重大な事故につながることもあります。

やはり、防水スマートフォンだからとって過信せずに、水回りで利用する際は、できればスマートフォンカバーやスマートフォン用の防水ケースなどを使い、スマートフォンを水分から守ってトラブルを発生しないように注意しましょう。

また、結露対策としては、スマートフォンを冷やし過ぎないことが大事です。上着の内ポケットやズボンのポケットなどにスマートフォンを入れて、外気で冷えすぎないようにするだけでも、十分に結露を防止する効果があります。

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情報提供元: クチコミ.jp

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