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トヨタはなぜ今、「工場で働く人」をヒーローにするのか。クリエイターと一緒につくる新プロジェクト「TOYOTA FACTORY HEROES DIRECTORSCUT」

2025-12-23 12:00:11

クルマをつくっているのは、ロボットだと思っていませんか。

実際の工場では、いまも人が考え、判断し、手を動かしています。

トヨタはその現場を、今回あえて主役にしました。

トヨタ自動車が続けてきたクリエイター共創プロジェクト「TOYOTA DIRECTORSCUT」。その第四弾が「TOYOTA FACTORY HEROES DIRECTORSCUT」です。作品募集は2025年12月22日から開始。テーマは明確で、「工場」と、そこで働く「人」。ふだんは見えにくい現場を、真正面から取り上げます。

主役は、工場の中

トヨタの工場では、毎日クルマが生まれています。その品質を支えているのは、機械の性能だけではありません。現場で働く人たちの工夫、チームワーク、積み重ねてきた経験があります。今回のプロジェクトでは、実際のトヨタ生産工場で新たに撮影された映像を、300カット以上無償で提供。リアルな現場そのものが、映像づくりの素材になります。

映像と音楽、すべてを素材に

用意されているのは映像だけではありません。BMSGのオーディションプロジェクト「THE LAST PIECE」から誕生したSTARGLOWをはじめ、全17曲の楽曲が制作素材として提供されます。どの映像に、どの音楽を合わせるのか。そこに決まりはなく、表現の仕方はすべてクリエイターに委ねられます。

「つくる人」を本気で応援する仕組み

「TOYOTA DIRECTORSCUT」は、単なる映像コンテストではありません。トヨタがつくっているのは、クリエイターが成長し、社会とつながっていくための場。今回の審査には、トヨタのCMを手がけてきた映像ディレクターに加え、実際に工場で働くトヨタ元町工場の社員も参加するのだとか。完成度だけを見るのではなく、「人の仕事」がどう描かれているかが、しっかりと問われます。

映像で可視化される、現場の物語

最優秀作品は、2025年10月にオープンしたTOYOTA ARENA TOKYOで放映されます。プロバスケットボールチーム・アルバルク東京の試合ハーフタイムで、約1か月間上映されるほか、トヨタ公式SNSやWebサイト、「トヨタイムズニュース」でも紹介されます。工場は無機質な場所ではありません。誇りがあり、工夫があり、積み重ねられた物語があります。トヨタは今回、その一つひとつを映像で可視化しようとしています。

 

工場は、ふだんあまり意識される場所ではありません。でもその中では今日も、人が考え、判断し、手を動かしています。トヨタが今回映像に託したのは、その「見えにくい仕事」をどう伝えるか、というシンプルな問い。もしあなたがカメラを持ったら、この現場をどう切り取りますか?

情報提供元: マガジンサミット