イチロー氏(51、マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が日本時間22日、日本人初となる米野球殿堂入りを果たした。歴史的快挙を成し遂げたイチロー氏は、殿堂入り決定の知らせを受けた後、マリナーズの本拠地・Tモバイルパークで会見を行った。
会見の冒頭ではイチローの背負っていた背番号“51”がマリナーズの永久欠番となることも発表され、二重の喜びとなった。
イチロー氏は「まずこの日を迎えるということが、2001年、僕が、初めてMLBに挑戦した年に、おそらく地球上の誰も想像はできなかったと思うんですよね」と自身の殿堂入りを感慨深げに語った。
「ここまでアメリカでの現役は19年ということですけども、振り返ると、あまりにも多くの出来事があって、いいことだけではありませんでした。苦しいこともたくさんありましたけど、最終的にここに一歩ずつ近づいていった。そして、今日この日を迎えられたことは言葉ではもう言い表せないほどの気持ちです」と現役時代を踏まえ、今日に至るまでを振り返った。
51番がマリナーズの永久欠番となったことで「(背番号)“51”っていうのはどういう数字ですか」の質問に、「サインするときに“51”がずっと使えるっていうのはめちゃくちゃ嬉しいですね。あとは今まだ51歳なんで、そのタイミングでこれはまたなかなか、そう、特別なものです」と笑顔をみせ会場を沸かせた。
入団当初を振り返り「当時“51”をつけることになるときに、(マリナーズにとって)特別な番号だということは認識していました」と話し、“51”をつけていたランディ・ジョンソン(61)への思いを吐露。「51番をつけた選手が、ただの普通の選手だったら、これはランディ・ジョンソンに対して申し訳が立たないし、そういう覚悟はすごくありましたね」と並々ならぬ思いで51番を背負っていたことを明かした。
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