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“明治神宮外苑の再開発”で樹木の伐採・移植スタート 「専門家として見せていただきたいと言っている」 現場には日本イコモス国内委理事の姿も

国内
2024-10-28 20:13

東京・明治神宮外苑の再開発をめぐり、きょう樹木の伐採が始まりました。事業者側は、改めて再開発の意義を訴えました。


1年遅れての着工となりました。


記者
「いま、神宮外苑のケヤキの木が伐採されています」


神宮第二球場跡地ではきょう、解体工事などに伴う樹木の伐採と移植が始まりました。


この明治神宮外苑の再開発。神宮球場などを建て替え、高層ビルも建設する計画です。


事業者側は今年9月、伐採する樹木を124本減らすなどとする見直し案を公表。先週、東京都の審議会へ報告し、当初の予定よりも1年遅れての着工となりました。


しかし現場周辺では…


反対する都民(70代)
「樹木には命があります。その命があるものを切って、それも有名どころのを切って。高い建物の中で私たちは生きていけるでしょうか」


樹木の伐採をめぐっては、これまでにも反対の声があがっています。また、「日本イコモス」の国内委員会が事業者側の見直し案は「不適切」と主張しています。


記者
「午後0時半すぎです。報道陣が中へと入っていきました」


きょう、ゲート前には「日本イコモス」の石川理事の姿が…


日本イコモス国内委員会 石川幹子 理事
「世界遺産の諮問機関『イコモス』の委員として、専門家として見せていただきたいと言っているわけで、工事の邪魔をするわけでもないし」


(関係者)
「本日は報道機関以外の方は…」


日本イコモス国内委員会 石川幹子 理事
「いえ、本日って切られてしまうわけでしょ?切ってしまうわけでしょ?」


すると…。


記者
「いま、石川理事の所に警察官が来ました」


事業者のひとつである三井不動産は、再開発について“4つの意義”を示しています。


三井不動産の担当者
「(神宮外苑を)次の100年に向けて、皆様により親しんでいただけるような場所にしていく、非常に意義のある開発だと」


明治神宮外苑の再開発は、2036年の完成を目指しています。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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