芸能関係者と社員との関係について調査を行っていたTBSテレビは先ほど、その調査結果を公表しました。「番組出演者による当社社員へのハラスメントがあり、会社としての対応も不十分だった」としています。
TBSテレビは「TBSグループ人権方針」に則り、芸能関係者と社員との会食などをめぐる実態を把握する調査を行っていました。その結果、「番組出演者の当社社員に対するハラスメントについて、当社の対応が不十分であった事案を確認した」として、その概要を公表しました。
それによりますと、およそ25年前から15年前にかけて、複数のアナウンサーが番組出演者から、▼収録の際に身体接触の被害を受ける、▼食事に誘われ交際を迫られる、▼番組の懇親会でキスを求められるなどした4件の事案で、会社の対応が不十分だったことが確認されました。
被害を証言した一人は、「昔だから仕方ないという考えはやめていただきたい」「心の傷となって、話すまでかなり時間がかかりました」と話しているということです。
TBSテレビは「こうした事案が起きたことや、適切に対応できなかった原因は、当時、ハラスメントに対する当社の認識が不足しており、研修や相談の体制なども不十分だったことにあります」「当社が社員を守れなかった事実を深く反省し、被害を受けた方々に深くお詫び申し上げます」としています。
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