
在留カードを偽造したとして、中国籍の男2人が警視庁に逮捕されました。押収されたものの中には、偽造された日本人名義の戸籍謄本のデータも含まれていました。
入管難民法違反の疑いで逮捕されたのは、いずれも中国籍の無職・杜晶江容疑者(35)と李竜容疑者(36)です。
2人は先月、東京・大田区のビルの一室でパソコンなどを使い、在留カード30枚を偽造した疑いがもたれています。
警視庁によりますと、押収されたパソコンからは偽造されたマイナンバーカードや戸籍謄本、住民票などの画像データなどおよそ1万点が見つかりました。このうち半分は在留カードで、中には日本人名義の戸籍謄本などもあったということです。
データは偽造書類にしてSNSを通じ1枚1万円ほどで販売され、去年11月からの5か月間で、およそ7500万円以上の売り上げがあったとみられています。
2人は中国から送られた購入者の希望する内容の偽造データを使い、中国にいる首謀者から指示を受けた杜容疑者が印刷などをし、李容疑者が発送していました。
2人は容疑を認めたうえで、杜容疑者は「1日平均50枚くらい偽造していた。在留資格がなかったので、在宅で金を稼ぐほうが摘発されないと思った」と供述しているということです。
警視庁は中国にいる何者かが犯行を主導していたとみて調べています。
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