事件発生からわずか1か月のスピード判決です。中国内陸部・湖南省の小学校の前で男が車で無差別に児童らをはねた事件について、執行猶予のついた死刑判決が言い渡されました。
この事件は、中国内陸部・湖南省常徳市の小学校の前で、先月19日、男が車で無差別に児童らをはねて、けがをさせたもので、中国国営の中央テレビなどは、湖南省の裁判所がきょう(23日)、判決を言い渡したと報じました。
報道によりますと、黄文被告は小学校の前で車を加速させ児童らを無差別にはねたうえ、車から降りた後も凶器を持って襲い掛かるなどし、30人にけがをさせました。
裁判所は、犯行動機についても、投資の失敗や家族とのあつれきなど、個人的な憂さを晴らすためで卑劣で、登校のピーク時間を狙ったことも悪質だと判断。公共の安全を害した罪に当たるとし、黄被告に執行猶予2年がついた死刑判決を言い渡したということです。
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